室蘭から稚内へ, 天国のような道

朝日が出る前から起きだし、いろいろと資料を出して大学の授業準備を始める。まだ東室蘭駅は静まり返っている。

早めに室蘭を発ち、途中のサービスエリアで朝食をとる。写真はブラックカレー饅なる不思議なたべもの。たしかに中も真っ黒でカレーの味だ。
留萌からいよいよ日本海へ出て、オロロンロードなる海岸沿いの道をひたすら走る。海が穏やかでキラキラと日の光を相手にダンスを踊っている。空も晴れ晴れしていてまさに天国のような道だ。あまりの美しさに何度も足を止めては海や空を見つめてしまう。

自分がこのきれいなブルー色が好きで買ったワゴン車はまさにこの青空に生えて美しさを倍増させているようだ。青は博士号をもらったときの自分のガウンの色だ。頑張った自分をはじめて褒めたときの色。そして今自分が大好きな舞台の仕事にいつも付き合ってくれるこの車がその真っ青な色をこの北の地の青空に輝かせている。ん~気持ちいいな~

地元の人々に話をきくと普段はあまりその姿を見せない利尻島がこの日はくっきりとその全体像を見せてくれていた。逆光なのが残念だが、たしかにくっきりみえている。今日はたくさんのエネルギーを自然からもらったような気がする。8時間の運転は確かに疲れたが、それもすっかり忘れさせてくれるようなそれはそれは綺麗な道。たしか、ハワイのマウイ島に「天国のようなハナ」という場所があり、そこへ行くグネグネの道があるが、まさにこの道は天国のようなどこまでもつづく道なのだ。
稚内着、午後4時半。 写真は翌日早朝の稚内駅。15年ぶりの稚内。なぜかこの土地が大好き

2008-05-14 12:42 | つれづれなるままに | コメント

夕日に魅せられて


10日苫小牧より車にて約4時間かけて函館へ移動、とても安易な発想で恐縮だが、途中のドライブをカーステレオから流れる、さだまさしの「北の国から」に浸りながらその雄大な風景を満喫した。函館は五稜郭すぐとなりの芸術会館にての舞台。本番直前にその屋上からながめた夕日が五稜郭と、そのタワーに寄り添って美しく映えていた。
なんと13年ぶりの函館公演だ。主催者の方々の何人もが13年前に私のマイムを見ていただいている人々で、とっても嬉しかった。一緒にいた二十代前半の若い女の子たちは何と小学校低学年のときに私の舞台をみてくれたという。今じゃ立派な成人の女性。まさに年年歳歳である。また同時にたくさんの初めての函館の方々がまた私のマイムを楽しんでくださった。公演後本当にものすごく反応があり、いろんな熱い感想を直接に伝えてくださる方々が多くて嬉しかった。
翌朝函館を発ち、途中、今度のサミット会議の場、洞爺湖にて昼食をとり、一路室蘭へ。ここでは名物?!として今売り出し中の「カレーラーメン」なるものを食べながら、製鉄工場あとに沈む夕日を見る。今回は夕日を日々眺める旅になってしまったが、それも楽しい。自然の中、そして工場跡、それぞれに沈む場所は違っても相変わらず綺麗だな~。美しいものは場所を選ばない。

(写真上は函館五稜郭タワーをバックの夕暮れ、下は室蘭の工場を背に沈む夕日)

2008-05-11 08:57 | ひとりごと | コメント

都会の夕日から海上の夕日へ

8日、大学の講義を終えて教室を出て帰路につこうとすると、そこは群集の渦の真っ只中だった。大隈講堂を取り囲み赤い旗と黄色地の旗がそれぞれの存在を誇示しあうなか、拡声器を通してあちこちで怒号が響いている。しかし、驚くのはそれがほとんど母校の学生ではないということ。いったいあの70年代の学生のパワーはなんだったのだろうとつくづく思う。ある学生がつぶやいていた「フリー〇〇ット!!」ってタダでその国に旅行に行けるキャンペーンかと思ってました!?!  少々立ち止まってその群集をみつめていると、必ずしも同じ旗をもっているグループ同士が同じでないということもはっきりしてきた。あるグループは頭ごなしに赤い群集の誹謗中傷をくりかえす一方で他の群集はただただ一民族文化集団の独立自治を叫んでいた。 
次の仕事の時間に追われていたので急いで駅の方向へ向かい、帰路につく。その深夜車で茨城県大洗へ向かい、午前二時のフェリーに乗り込み、一路苫小牧へ。船中では溜まりにたまっていた疲れがでて、ほとんど寝てしまった。気がつくと外は次の日の夕暮れ。津軽海峡ごしにそれは美しい夕日がみえた。聖火などという人間がでっちあげた偽善の火よりぜんぜん美しくて、だれも邪魔のしようのない、いや、する必要のないきれいな火が海に沈もうとしていた。なぜ人間が考えることは偽善にみちているのだろうか。しばし、沈む夕日をみながらボーっとしていた。
苫小牧に上陸したのが夜8時、今宵の宿のある苫小牧駅前にむかう。が、その途中に去年の7月の旅公演の際に訪れて特別記念写真をとった場所にちょっとよって、また新しい仲間と写真をとった。思えばここミート〇ープ社も偽善でその名をならした新名所だが、もうすでに人影はまったくなく、ひっそりとしていた。さてさてまた長い北海道の旅公演が始まろうとしている。

2008-05-10 01:50 | ひとりごと | コメント(1)