35年の年月

幼い頃からうちの家族に戦前にアメリカに渡った叔父さんがいると祖父と母親から何度も聞かされていた。私の祖父の父、つまり曾祖父さんの弟に当たる藤吉叔父さん。ところが第二次大戦の最中、家族はこの藤吉おじさんからの連絡が途絶えたままになってしまい、今では誰も消息を知らないと。「お前が大きくなって、やがてアメリカに行くようなチャンスがあったら、見つけられたらいいな!」となんども聞かされていた。1980年の夏、私はニューヨークの大学に留学することになり、その途中にロスに寄り、当時まだ未熟な英語を必死に使いながら、様々な人に尋ね歩き、ついにロスの市役所で叔父さんの死亡届けをさがしあてた!今のようなデータベースなどない時代。紙の書類を一枚一枚調べながら、ついに発見した時の驚きと感動は今でもはっきりおぼえている。その情報の元に訪ねたのがここエバーグリーンセメタリー。周り一帯は日系やその他のマイノリティーが多く住むコミィニティ。墓地には沢山の日本人の墓がある。骨壷が安置されていた教会にいき、叔父さんの遺骨と感動の対面!そして箱の中から出てきた当時のオジの死亡のお知らせには同郷の友人が遺骨を日本に送り届けるとの記述があった。おそらくこの友人が遺骨を送るその前に亡くなったのだろう。そして驚いたことに、叔父さんの遺骨を日本に送る為の全ての書類手続きはその友人が既に済ませていたのだ!そしてそのまま何十年もその書類は誰かが来るのを待っていたのだ。すぐに私がその友人のサインの上に改めてサインをし、遺骨は日本に送られた。母親からその後留学先のニューヨークに手紙が来て、なんとお盆の入りに遺骨が家族に届いたことを知らされた。あれから35年が過ぎた。再びそこを訪れてみたかった夢が叶った。 One of my big purposes for visiting LA this time was to revisit the cemetery where my greatgrand uncle’s ashes had been kept for a long time. There was this greatgrand uncle of mime, my greatgrandfather’s brother, who came … 続きを読む

2015-08-14 03:46 | つれづれなるままに | コメント(4)