NTTふれあい演芸会にて

29日は栃木県の那須野が原ハーモニーホール・小ホールにて第12回NTT東日本ふれあい演芸会に出演した。 障害等を持つ方とその家族および付き添いをされる方を対象としたほのぼのとした演芸会だった。出演者は江戸家 小猫さんをはじめ、紙きりの林家 二楽さん、落語の柳家 喬太郎 師匠、そして大ベテラン漫才のあした 順子・ひろしさんと豪華な顔ぶれ!!東京の寄席とはまた一味ちがったファミリー的な雰囲気のある会であった。 この会は12回のうち既にカンジヤマの出演は三回目になる。前回はアメリカへの出国直前だったと記憶している。今回は帰国直後、早稲田大学の逍遥協会主催による、坪内ミキ子さんのトークショーのゲストに江戸家子猫さんが出演なさった事がご縁で、子猫さんに再会した。相変わらず本当にさわやかで素敵な芸人さんだなと思った。(などと生意気な事をいっているが、落語協会の大先輩でもある。)そしてその機会に、私が子猫さんより坪内ミキ子さんに紹介していただいたのだ。(ミキ子さんは坪内逍遥の養子であった、坪内士行氏の娘さんである) 帰り際に車椅子の方々が帰られるときに、順子さんの手を握り締めてよろこびの涙を浮かべていた方がいらっしゃった。こんなとき芸人って素敵な仕事だなとつくづく思う。人の心にうるおいを与えられる、そんな芸人はいつも輝いているのだ。自分もこの仕事が大好きだ。 写真は江戸家子猫さんと楽屋にて

2007-09-29 09:12 | 公演 | コメント(3)

マルソーの死

愛知の仕事の旅から帰宅すると、ほどなく共同通信社から電話が入り、マルセル・マルソーの死を告げられた。22日にパリで亡くなったようだ。享年84歳。 20世紀初頭、ジャック・コーポーによる、 ヴィユー・コロンビエ座付属の演劇学校にて自然主義によって死に絶えた身体表現を復活させるべく、身体訓練クラスを受け持ったジーン・ドーシー、そして彼の訓練法を発展させたエチエンヌ・デクルー。デクルーの身体訓練法「マイム・コーポレアル」はストイックなまでの身体の部分部分の動きの文法化を成し遂げた。しかし、それが一般大衆に必ずしも受け入れられはしなかったのも現実だ。そのマイム・コーポレアルにチャップリンなどのペーソス、キャラクターワークを応用する事によって「マイム」を一般大衆に普及させたのがデクルーの愛弟子である、マルセル・マルソーだった。かれの世界巡業によってアメリカを始め、日本でも舞台、テレビを介して一般のお茶の間に白塗りのマイムが登場するようになった。一時はマイム=マルソーと言われるほどそのキャラクターが強烈にマイムと同化するほどになる。(詳しくはカンジヤママイム訳書「パントマイムのすべて」および「おしゃべりなパントマイム」を参照ください) 最後に見た舞台はたしか2年ほど前、アメリカ、マサチューセッツ州ケンブリッジのハーバード大学の劇場だったと記憶している。私自身の師匠、モンタナロ氏もそうであるが、直前まで舞台にたっているという事自体がすごいことであると思う。私の人生をマイムの道に導いてくれたのもマルソー氏であった。今は心からの感謝とともにご冥福をいのるばかりである。

2007-09-23 09:01 | 告知 | コメント(2)

残すはあと一日!!

鈴本演芸場もあと残すは一日となった。(20日はお休みいただきます)噺家さんたちに囲まれて舞台に上がるのはいつも快いプレッシャーを感じる。向こうは話すプロである。こちらがどうあがいても話芸ではかないっこないのだ。しかし、こうやってもまれている事は、普段青少年や子どもたちの公演をたくさんこなしている自分にとっては本当に勉強になる。来月も中席は国立演芸場が決まっている。 最近様々な縁で、さまざまな若いマイム演者たちに会うことが多くなってきた。また違った意味で刺激をうける。若いといって侮れない。何しろ若者達は「失う物がない」し、「守るもの」もあまりない。だから思いっきりばかげた事もできるし、破天荒な発想もできる。最近「まとまって」きてしまった感がある自分に気がつくと同時に、これじゃイカンとも思うことがある。かたや「うまく枯れなくては」と思いつつも、一方では「まだまだ動ける限りバカやってみなくては」とも・・・・・ 今日ウィスコンシン大学の教授からメールが久々にきた。博士課程の同期だった仲間達の多くが来年の5月に博士論文を終了していよいよ口頭試問を受ける予定だそうだ。何人も途中で脱落したが、最後まで頑張りあった仲間がゴール間近ときいて嬉しい。ガンバレー、友人達よ!!すぐそこにPとHとDの輝く三文字が君らを待っているぞ~!!(Ph.D=ドクター、オヴ、フィロソフィー、哲学博士号) 人生はたくさんのゴールがある。一つ一つクリアーしてゆかないと、ゆっくり、じっくり、楽しみながら。ね!!

2007-09-18 10:41 | ひとりごと | コメント