室蘭から稚内へ, 天国のような道

朝日が出る前から起きだし、いろいろと資料を出して大学の授業準備を始める。まだ東室蘭駅は静まり返っている。

早めに室蘭を発ち、途中のサービスエリアで朝食をとる。写真はブラックカレー饅なる不思議なたべもの。たしかに中も真っ黒でカレーの味だ。
留萌からいよいよ日本海へ出て、オロロンロードなる海岸沿いの道をひたすら走る。海が穏やかでキラキラと日の光を相手にダンスを踊っている。空も晴れ晴れしていてまさに天国のような道だ。あまりの美しさに何度も足を止めては海や空を見つめてしまう。

自分がこのきれいなブルー色が好きで買ったワゴン車はまさにこの青空に生えて美しさを倍増させているようだ。青は博士号をもらったときの自分のガウンの色だ。頑張った自分をはじめて褒めたときの色。そして今自分が大好きな舞台の仕事にいつも付き合ってくれるこの車がその真っ青な色をこの北の地の青空に輝かせている。ん~気持ちいいな~

地元の人々に話をきくと普段はあまりその姿を見せない利尻島がこの日はくっきりとその全体像を見せてくれていた。逆光なのが残念だが、たしかにくっきりみえている。今日はたくさんのエネルギーを自然からもらったような気がする。8時間の運転は確かに疲れたが、それもすっかり忘れさせてくれるようなそれはそれは綺麗な道。たしか、ハワイのマウイ島に「天国のようなハナ」という場所があり、そこへ行くグネグネの道があるが、まさにこの道は天国のようなどこまでもつづく道なのだ。
稚内着、午後4時半。 写真は翌日早朝の稚内駅。15年ぶりの稚内。なぜかこの土地が大好き

2008-05-14 12:42 | つれづれなるままに | コメント

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