メッセージ Our Message

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Grab it!
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コロナ禍であの人に会えなくなった。
テレビ会議、オンライン授業、
デジタル技術が発達し、活かされている。
それはいいことかもしれない。

みんながマスクをつけ、
コロナ以外の病気の感染も防げているようだ。
これもいいことかもしれない。

でも、仲間の満面の笑みや悔しい顔は、
マスクをして距離をあけていても
本当に伝わっているのだろうか。
人と同じ場所にいることで伝わること、
言葉がなくても、表情を見て伝わること。
そんな機会が今の私たちには
ずっと少なくなってしまった。

コロナで変わった世界。
ある人は想定していた夢への道が
閉ざされたように見え、失望したかもしれない。

またある人は、
どう進んだらよいのか暗中模索かもしれない。
「ピンチをチャンスに変える。」 簡単ではないけれど、
今のこの苦難の中の努力が、
キミたちそれぞれの人生のチャンスとなるように…

コロナ禍に向き合うキミたちに、
私たちカンジヤマ・マイムは何ができるだろうか?

思うに私たちは、
その道を歩み始めたときから、
様々な『壁』を乗り越えてきた。

芸術家の人生には
「こうしたらよい」というマニュアルはない。
フランスの小説家、アンドレ・ジイドの言葉。

『芸術は拘束より生まれ、
 闘争によって生き、自由によって死す。』

私たちの人生は、コロナ禍の前からずっと、
毎日が様々な拘束との終わりの見えない闘いの連続だった。
ただ、この長い闘いの末、
拘束の『壁』を乗り越えたときの感動は、
言い知れない達成感と高揚感に満ちている。

この感動の種を、私たちは舞台を通して、
キミと分かちあいたいのです。

そしてキミたち一人ひとりの
人生の『壁』を越えるヒントとなればと願うのです。

人生にはいろいろな『壁』がある。
その目の前の『壁』にどうに向き合うかによって、
脅威や残酷に見える物事が、
実は私たちを試している試練であり、
そして私たちを大きく成長させてくれる
チャンスにもなる。

今、キミたちはコロナ禍の中で、
それぞれの目の前にある『壁』をどう見ているだろう。
「ピンチをチャンスに変える。」
そう、今この目の前にある『壁』こそ、
キミたちの成長のチャンス。

Grab it!
キミの今をつかめ!キミの今をつかめ!