論文地獄!

ここのところ月末の論文審査の締切のため、寝る時間を割いて最終選考に選ばれた三人の博士論文を読み込んでいる。ん~、一人約250~300ページの論文はそうは簡単に読み終われない(汗)締切が迫るなか、必死に一つ一つ終わらせては各審査項目の採点を行うのだが、ついにここにきて肩こり、頭痛に加えて耳鳴りがしたので、今日は耳鼻科へ行ってきたのだ(涙)。もともとメニエール症候群に苛まれたことのある身なので、念のため精密検査をしてもらったのだが、どうやらそんなに深刻なものではないそうなので、ホットした。修士論文を書いている20代半ばの時、やはりこんな不規則な生活をしていたのだが、ある朝目を覚ました瞬間に部屋中がぐるぐる回転しはじめ、そしてそのめまいにより気持ちが悪くなるという症状が続き、医者にメニエール症候群と診断された。その後しばらくは治まっていたのだが、今回の寝不足と過度の視神経の疲れからか、久しぶりの耳鳴りとめまいだった。ん~、あと五日ほどで締切だ~! しばらく英文の論文を読んでいないうちにかなり読解力が後退したような気がする。しかし、それにしても何でこんな難しい普通には使われない言い回しをしないとならないのか!!(って結構自分の博士論文も例外ではないが苦笑) とにかく、読んで読んで読みまくる毎日なのだ~~~~~~~~ああ、私の眼はボストンの空港じゃ!(注:ローガン空港!!) 補説:カンジヤママイムは昨年のAATE(アメリカ教育演劇協会)にて最優秀論文賞を受賞したため、本年度の論文審査員を依頼され、7人の審査委員の一人として今年の最優秀博士論文賞の審査をしています。

2009-03-25 09:10 | ひとりごと | コメント

シエークスピアは落語から!

赤坂区民センターにて古今亭志ん輔師匠によるシェークスピア落語の会が行われ、ゲスト出演させて頂いた。初めてリア王を落語で聴き、それは頭が下がる思いだった。凄い!本当にすごいのだ!シェークスピアは読めば読むほどドンドンその奥深さに入り込んでしまい、枝葉末節が気になってしまうものだ。確かに楽しんではいるのだが、同時にどこか「やはり異文化の産物、自分の文化に自然と馴染むものではない」というのが一般的日本人の正直な感想ではないだろうか。学生に説明する際もいつも試行錯誤しながら、どうしたらエッセンスを面白可笑しく教えてあげられるかに悪戦苦闘する。勿論そこに多くの普遍性は潜んでいるのだがどこか異国のものなのだ・・・例えばリアで言えば、道化と王のやり取り。これは中世の道化と王の特殊な関係をわからない素人の方々には一種異様に聞こえるのだ。エリザべス演劇に特徴的な多くのシーンチェンジ(episodic drama)や時間的移動もその原因の一つ。そこで、その周辺の枝葉末節を思い切って割愛し、普遍性を思い切って日本文化に翻案し、しかも落語的な味付けを加える。これが見事に成功しているのだ。シェークスピアがイマイチ馴染めないという日本人にはぜひお勧めする!そしてシェークスピアに触れたことのないという若者には是非ここから入っていって見て頂きたい。これは実に自分が学んできた教育演劇の理想的手法を実現しているものだと思った。最初から全てを知ろうとするのではなく、(あるいは教えようとするのではなく)、その楽しさを教えるのだ。以前もこのブログで引用した英国のことわざだが、子供に航海術を教えるには細かい技術を教え込むより、ただ単に海の魅力、すばらしさを教えればよい、そうすれば子供は自然と海にこぎ出そうと自ら学ぼうとするのだ!今度自分の授業でこの落語必修にしようかな?!(笑)とにかくまた一つ落語の奥深さを見せつけられた一日だった。くそ~、マイムだって・・・(汗)

2009-03-22 07:36 | つれづれなるままに | コメント(2)

新宿~赤坂にて

昨日は、新宿にて若者たちにマイムの指導をする機会があった。とてもやりがいのある楽しいひと時だった。みんな真剣に取り組んでくれたのだが、しかし、やはりどうも身体表現は日常では軽視されているようだ。日常の他人の仕草、表現を観察する事もなくなっていることをつくづく感じた。ただそれを何とかして動機づけてあげないとならないのも現実問題なのだが、なかなか難しい。最近若者の言葉が貧困になっているというが、言葉だけではないのだ。改めて現代におけるマイムの意義を問い直すきっかけになった。 今日21日(土曜日)はこれから赤坂区民センターにて、古今亭志ん輔師匠のゲスト出演。師匠は定期的にシェークスピアの落語翻案を試みられているという。刺激的なひと時だ。いつもものすごい勉強になる時間だ。今回はリア王に挑戦されるという。ん~、いつかマイムでもと思っている。しかし、この寡黙な芸はあの雄弁で饒舌なBard of Avon の前では金縛り状態のようになってしまう。しかし、いつか、いつかしら・・・・

2009-03-21 05:47 | つれづれなるままに | コメント