京都へ

今日は日帰りで京都の仕事だった。久しぶりの京都駅。その駅ビルに隣接したグランヴィアホテルでの仕事。京都駅、本当に変わったな~。仏教の街の表玄関ではクリスマスツリーが爛々と輝いていた。なんだか平和だな~と、このシーズンになるとつくづく思う。日本人の宗教観とは本当にあいまいなものであり、またそこがすぐれたところでもあるのかもしれない。去年のちょうど18日、確か都内の中学校のキャンパスにメリークリスマスという文字が大きく書かれていたことにコメントしたが、(新鮮でほっとした「メリークリスマス!!」の文字http://kanjiyama.exblog.jp/6765494/)本当に日本人の宗教許容に関するその懐の深さというのは両刃の刃であるとおもう。最近の日本人の倫理感の完全に欠如した偽装や不正はその一端を如実に表わしているのではないか。宗教感をもった欧米人は少なくとも死後罰せられるという観念をもっている。日本だって昔はお天道様が云々といっていたことがあった。今、平気で偽装、不正をする人間にはまずそういった感覚は皆無なのだろう。そんなことを考えながらネオンに輝く京都の街を駅ビルから見つめていた。このネオン街、お坊さんたちも先斗町あたりでクリスマスパーティーしているのかな?(笑) メリー・クリスマス!!そして、オン・ボーディー・シッタ・ボダハダヤミ・・・・・?!
(写真はグランヴィアホテルから見た京都駅のクリスマスツリー)

2008-12-19 12:25 | つれづれなるままに | コメント

師は走る

かなりの量の原稿依頼を抱えつつ、年末最終月の後半に突入、この間大学の授業をこなしながら、京都、多摩、都内と舞台が続き、26日からは飛鳥Ⅱ号に搭乗、横浜港を出港し、新年をマリアナ諸島の海上で迎える。来年の話をするのもおこがましいが、1月は4日に帰国、6日からの大学をはさみながらの都内各地での舞台、NHK「笑がいちばん」収録から都内の高校公演までまだまだ休む暇がない。ん~、これって芸人として最高の幸せなのだろう。
昔の持病のメニエール症候群復活に苛まれながらも、この瞬間瞬間を味わうようにして生きている。客席からの笑い声、そして舞台後の様々な反応、これらがたまらない。身体の中の使用期限警告装置が鳴り出したような感覚をかみしめながらも師走を走っているカンジヤママイムなのだ~(笑)

2008-12-14 01:32 | つれづれなるままに | コメント

神戸文化ホールにて

9日は神戸文化ホールにて高校の芸術鑑賞会の舞台を行ってきた。前日大学を終えてから、夜間車を走らせ一気に神戸へ、翌朝から仕込み、そして午後公演、その後そのまま帰京というかなりのハードスケジュールをこなした。舞台が始まった直後からものすごい反響だった。この最初の瞬間でその後の客席の反応がうかがえるのは確かだ。とても素直な高校生だった。高校公演にはおそらく初めてThe Manipulator という作品を加えてみたが、まずまずの反応だった。やはり高校生くらいになればかなり高度なマイムでもついてこれるのがうれしい。
この神戸文化ホールでの公演は前回の渡米直前の2001年に何回か舞台をやったのをスタッフのメンバーも憶えてくれていた。ちょうどこの季節だったのも、ルミナリエを前回も話題にしていて事からうかがえたのだ。さすがに今回も帰りの道はその影響でか、かなりの混雑だった。それにしても最近高校での公演がかなり増えている。やはりこういった芸が求められているのだろう。うれしいことだ。地道に、地道にやってゆくことの大切さをしみじみ感じる。とにかく一日があっという間に過ぎた。でもこんな一公演も「今、このとき」を生きることによって若い人々との出会いを本当に大切に、そして味わってゆきたいと思う。そして好きな舞台が毎日できる幸せをじっくりと味わっている。
それにしても神戸まで行ったのに大したものを食べずに帰ってきたのが残念。が、しかし、本当に普通のそば屋ではあるが、文化ホールの近くの四宮軒という神戸そば屋さんのラーメンと豚まんはなかなかの味だった。

2008-12-11 01:31 | 公演 | コメント