幼児マイムとチキン南蛮

15日は朝から宮崎こども文化センターにてなんと幼児と其のお母さん達を対象にマイムをやった。以前から冗談交じりに「マイムの天敵はアブアブの子どもです」とよく言っていた!なぜならば、マイムとは人生経験に基づく固定観念(つまり、物があって初めてそれに寄りかかれるとか)を覆す面白さがその大きな醍醐味であるからだ。そして想像力とはある程度の経験の蓄積の上になりたっている。つまり経験のない幼児たちの前で突然人間が空中に浮き上がったとしても彼らは全然驚かないのだ(笑) 
しかし、そこはやはり最近2歳の息子と戯れている経験がものをいった。自分で驚くほど幼児というものが以前より具体的に把握できていたようにおもう。例えばトランスフォーメーション(変身)を見せる時に大人ならば従来のごとく、「何になるか」を楽しませるために徐々にバランスの掛け方をかえるのだが、幼児にはまずは具体的な物をまずは楽しんでもらった。操り人形をみせ、そしてしばらくそれを歩かせて遊ぶ。猿の写真の絵本を見せてそしてそれらについておしゃべりをして楽しんでもらう。一つ一つその後にそれらになってみせるのだ。微妙な違いだがこれは大きい。
終演後宮崎の友人がチキン南蛮をたべに連れて行ってくれた。この前写真を撮り忘れたので是非!!ということで再度チキン南蛮!!いや、うまい、これ(笑)それに量がある。最近の東京のレストランあまりに量がせこすぎる!!ということでチキン南蛮の写真を!!

2008-01-16 07:34 | ひとりごと | コメント

宮崎にて、そのニ

今日は宮崎市民文化ホールにて「新春ファミリーコンサート」に出演した。オーケストラアンサンブル宮崎の皆さんと一緒にルロイ・アンダーソンの作品を面白おかしく料理した。このルロイ・アンダーソンなる人物にとても興味を持ち始めて、去年より英語の文献を読み漁った。ちょうど1908年生まれなので今年が生誕100年ということなのだ。それにしても日本はもちろんアメリカでもこのアンダーソンの名前と音楽が一致して答えられる人間は少ない。しかし、彼の曲はだれでもが日常に耳にするとても身近で有名である事に驚かされる。代表的なものに、トランペット吹きの休日(これはよく運動会などで聞く物である)、タイプライター(実際のタイプライターをつかって曲にしている)、そしてそり遊び(そりすべり)というクリスマスシーズンには必ずかかっている曲にいたるまで本当に驚くくらいの才能だ。聞く所によると、彼はすべてこれらの曲の著作権を放棄したらしい、だからこそ誰でもが使えるかわりに作曲者としての彼の名前がのこらないのか?まさに大天才はそんなことどうでもよいのかも知れない。
このショーの台本を書いたのだが、アンダーソンにまつわるエピソードはその面白さがつきない。たとえば前出のそり遊びというクリスマスの代名詞のような曲は実は彼が1946年にコネチカットに住んだときの夏が特別な猛暑であったそうであり、その猛暑のなかであの曲を作曲したというのだ!!
そしてこのアンダーソンが生まれ、育ったのが私が論文終了最終段階で住んでいたボストン郊外のケンブリッジと言う町であった。大学、大学院とアンダーソンはハーバード大学に学び、そして博士号は言語学、とくにゲルマン語とスカンジナビア語の研究にて授与されたそうだ。其の上かれはなんと10カ国の言葉をあやつり、戦時中はスカンジナビア語の通訳としても活躍した将校だという。まさにオールマイティーの音楽家である。
とにかく、このコンサートの始まりは以前テレビ朝日の「題名のない音楽会」に出演した時に永六輔師匠にアイディアをいただいた、ロボットでする指揮というのを利用させていただいた。固まったまま二人の男性に抱えられて指揮台にあがり、スイッチをいれられると自然と動き出し、指揮を始めるという具合だ。久しぶりの指揮は本当に緊張した。実際に演奏しているとき、プレーヤーの皆さんは私の指揮などみないで演奏されるわけだが、やはり最初の始まりはこちらがきっかけを出さねばならない!!いや~このキュー出しにほとんどの緊張と神経をすりへらしてしまったようだ(苦笑)小さい子どもさんからお年寄りまで本当に素敵な笑顔でみてくださり、よいコンサートだったと思う。ただ、ここででた弁当もやはりチキン南蛮がはいっていたのにはびっくり!!笑
写真はロボットで指揮をするカンジヤマ・マイム

2008-01-15 01:05 | 公演 | コメント

宮崎にて、その一

宮崎にきた。久しぶりの宮崎だ。あちこちにおデコの広い知事のイラストが氾濫している。「どげんかせんといかん」という今流行っている表現は実は彼の故郷、都城の方言だということを初めて知った。ここ宮崎市の言葉では「どんげかせんといかん」というらしいのだ。言葉って本当に微妙につかみどころが無く、面白いと思った。でもこのイラストちょっとやりすぎかな?どうも麻痺してくる、鼻についてくる・・・・逆にいうとこれが無くなったらどうなるのだろうか宮崎は?(苦笑)
こちらのおやこ劇場さん主宰でニューイヤーマイムなるものを佐土原の会館にてやったが、大盛況だった。当日12日はなんと昼間は23度まであがり、この季節になんと半袖でいないと暑くてたまらないという天気だったのには驚いた。さすが南国宮崎!!とても気持ちがいい。
舞台のあとの交流会にてお母さん達に子育てについて、青少年の夢と生き方などについて様々な質問をされたが、それに答えているうちについつい自分のマイム始めた頃を思い出して話してしまい、久しぶりに自分の辿って来た道を振り返って「まあ、よくもここまできたもんだ」といい意味でも悪い意味でもつくづく思いにふけってしまった。なにしろ自分の家は商人の家、それも6代つづく家業をしており、自分は長男。その長男が突然大学一年のときに、「日本の大学辞めて、演劇勉強しに、ニューヨークの大学の演劇科に入る」と言い出したのだ!!親も面食らったに違いない(苦笑) もちろん自分でも親の立場や思いも痛いほどわかり、それゆえにこころの中で葛藤する日々がつづき、なんとある日、顔面神経麻痺という結果にいたってしまったのだった。様々な神経科に見てもらったがデータに異常はなく、心的なストレスだといわれ、ようやく親も理解をしめすようになった。
まあ、そんなことを思い出しながらお母さん達の質問に答えていて、いつの時代も親は同じ心配をするものだとつくづく思った。
こちらに来て一つ好きになった食べ物がある。それはチキン南蛮なるものだ。お酢の味がきいていてとても疲れた身体にしみるようにおいしかった。つくり方調べてみようっと!!笑
写真は其の時の舞台より

2008-01-13 12:33 | 公演 | コメント