吉凶は糾える塞翁が馬!?

先日よりの連日の体調不良から一夜明けて昨日の朝、アメリカより一通のメールが飛び込んできた。内容をみていきなり目が覚めた。目を疑った。夢かと思った。いや、もしかしたら、もう一度寝たほうがいいのかな?とも思った。おいおい、何をそんなにもったいぶっているのかって?実は今回のブログでは詳細はまだ言えないのだが・・・・とにかく人間の心の状態というのは一通のメールによって、そして一言によって本当に簡単に豹変してしまうものだということをつくづく実感した。すべては心、あるいは、脳の中で処理され、そして自分の脳がさまざまな微量の化学物質を放出することによって人間の喜怒哀楽が作り出されるらしいのだ。なんて単純なのだろう、そしてなんと恐ろしい事なのだろうか。自分の脳(心)がすべての幸福、不幸を自分で作り出している。
大好きな禅の話がある。昔、若くして妻を亡くした男がいた。妻は臨終の間際、夫に自分以外の女性を好きにならないでくれと頼む。夫はもちろん承諾する。しかしながら年月がたつと人の心は移ろってゆく。ある女性を好きになったその男、ある晩枕辺に死んだ妻が幽霊として現れる。「約束を忘れたの?あなたのしている事は私は全て見ているの・・」男性はぶるぶる震え、そして布団にうずくまる。翌日もその翌日も死んだ妻は枕辺に佇む、そして男性がその日に会った人間、見た事聞いた事をすべて言い当てるのだ。恐怖におびえる男性。自分が四六時中死んだ妻に監視されていると思うと恐くて仕方ない。そこで男は近くの禅の僧侶を訪ね、悩みを打ち明けるのだ。その僧侶は男にある策を授ける。・・・・さてその晩やはり妻は現れる、そして男が悩みを僧侶に打ち明けた事まで事細かに言い当てたのだ。その瞬間男は布団を飛び出し、台所に駆け込む。戸棚の中の壷を開け、おもむろにその中にある大豆をワシ掴みにするとその握りこぶしを妻の亡霊に差し出してこう叫んだ、「お前が私の全てを見通せるというなら、この私の手の中にある大豆の数を言い当ててみろ!」・・・・その瞬間、妻の姿は忽然と消えうせる・・・・
ん~この話をきいてから人生の見方が変わった。すごい話だ。人間の認識のエッセンスをずばり言い当てている。(え?ところでメールの中身は何だって?ん~、今はまだ公式には発表できないのが残念。しかし、ヒントは・・・EMSに関する過去ブログにあります。必ず時期がきたら発表しますので、今はこれ以上はご勘弁を!!)

2008-04-19 07:29 | 告知 | コメント(1)

無理がたたって?

大阪公演の強行軍(車移動でそのまま三日間の舞台~公演後その日のうちに車で深夜の移動)の後の数日間、ものすごい倦怠感に襲われた。とにかく体が動かないで意識が朦朧としていたのだ。こんな疲労感初めて!ん~、年齢のせいだろうか。とにかく大学の準備していると寝てしまうのだ (もっともさすがに教えている最中はねなかったが・苦笑) マッサージを受けては爆睡し、そして帰ってきては2日間寝込んでしまった。もっとも最近は英語のショーで一人で一時間半動き続けているわけなので、それ以上に東京~大阪を三日以内に往復するというのも少々無理あるかな?
そんなこんなで夕べは早稲田の授業終了後ジムで久々に汗をかいてきた。やはりかなり体がなまっていた。舞台をしているのになまるというのはおかしく聞こえるかもしれないが、やはりいくらマイムやっていても使用される筋肉は決まったものだけになっているようで、ヨガなどの全身をストレッチする機会が必要なようだ。昨日はランニング40分、ヨガ40分、そして筋トレ(腹筋背筋)を40分。かなり全身にわたって整備できた。
トレーニング中きがついた面白い事だが、早稲田のジムでは日本語よりも英語が横行しているという事だ!?これは実は国際教養学部ができてから、やはりジムで定期的にトレーニングするのは外人留学生が圧倒的に多いという事だろうか。日本でジムでトレーニングするのはマッチョのお兄さんか、メタボがきになる中高年という特殊な割り振りがあるように思う。そうすると、自分は・・・・・うううう・・・こわいカテゴリー分けだな(爆)
マイムの歴史と理論のクラスでチャップリンの秘蔵フィルムを久々にみた。やはり豪快だ。一つのシーンを作り上げるのにそれこそ何百回というカメラの前でのやり直しが行われる。そしてやがてそのシーンは話にかみ合わないという理由で破棄されるのだ。もっともこの練られて破棄されたシーンがその後の長編映画でたびたび復活するのだが・・・この作品創造の過程をみていると本当に情熱の塊という感がある。そしてその後ろにある大きなエゴ。しかし、このエゴがなければあれだけの作品は生まれていなかっただろうと思う。ん~、ついつい無力な自分と比べてしまう。

2008-04-17 11:28 | ひとりごと | コメント

大阪ツアー

昨日から三日間の予定で大阪での英語とマイムのショーに来ている。運よく前日の雨はやみ、一応ツアー中は晴れるようだ。昨日は枚方市に車で乗って、そして夜公演というかなりハードなスケジュールだったので、公演後、夜はちょっと自分を甘やかせて美味しい串かつを食べてしまった(笑)うううう、この年齢でこの時間揚げ物はマイムの天敵でしょ!!(苦笑)いや、しかし、いけないと思うものの実に美味しい事!!
今回はマイムの楽しさを応用した英語のショーのツアーだ。体をたくさんつかって、そして大人と子どもたちが一緒になって笑いながら英語の勘を学んでほしいという願いで作ったショーだ。終演後小学校の先生が話しかけてきてくれた。もうすぐ無責任文科省によって小学校に英語が導入される。一番とまどっているのは当事者であられる先生がただ。環境がまだぜんぜん準備できていない。そんななかでの見切り発車!!先日自ら文科省が失敗をみとめたばかりの「ゆとり教育」の二の前は目に見えている。たとえば自分の息子がそんな準備のできていない小学校に通うようになったらどうするだろうか?どうにかして英語を取らないでよいように努力するだろう。なぜなら幼少の時期だからこそ本物の英語に(これは決して発音うんぬんの狭義な意味ではなく)触れないとならないと信じているからだ。言葉は文化、この文化を理解していないと、たとえば小学校で子どもたちが「先生!!、先生!!」と呼ぼうとして「ティーチャ!!ティーチャ!!」と叫ぶようになってしまう(これは実際に起こっている事らしい) 
かといって今政府がやっているJETプログラムで来日している外人教師たちは英語を「習ってしゃべれるようになった」わけではない。だから英語をまなぶ子どもたちにとり、なにが難しいのか、そしてどんな落とし穴に陥りやすいのかを理解できないのだ。(ただし、このプログラムのなかでもESL、第二外国語としての英語教授法をまなんできた人々は確かにいるし、彼らの学習者への理解度はなかなかなものがある場合もある)
であるからして、理想をいえば、今の段階では、まずは英語をやるとこんなに楽しい、こんなに素敵だ!という動機づけができる人々が絶対に必要だと思う。文化の違いを知り、そしてその上に自らも苦労して英語、あるいは第二外国語を学んだ経験のある人間が必要だと思う。ん~この話題、終わらなくなるので今日はここまで

2008-04-12 07:28 | ひとりごと | コメント