永六輔師匠のこと

明日はいよいよTBSラジオ「永六輔その新世界」の話の特集(9:00~)で、永さんのゲストとして出演させて頂く。前回はたしか一昨年「乙女探検隊が行く、関東新地図」にて早稲田の馬場下交差点から大学の演劇博物館までの道のりを案内させて頂いた。 先週の土曜日、何と永さんはラジオの予告として4度も「カンジヤマがラジオでマイムやります!!」と繰り返されていらした。さすがにその直後、入船亭船橋師匠よりわざわざ激励のお電話を頂きました。師匠、有難うございます。
で、ラジオでのマイム・・・ん~、久々の永さんならではの難題攻撃。この調子で一時は眠れぬ夜をどのくらいすごしながらマイムを作った事か!そのおかげでカンジヤマの今のユニークなレパートリーがあると言っても差支えない。全国を色々ご一緒に旅させて頂いた頃の話だ。本当に楽しかったし、学びの連続だったのを思い出す。さてさて今回はどんな展開になることか。お楽しみに!!

2011-06-10 11:35 | ひとりごと | コメント

金沢金沢金沢

金沢での仕事。久々の大ホール公演でした。金沢歌劇座ホールはキャパ1919席の大ホールであり県下最大だという。某高校の芸術鑑賞会。ただし観客は一階のみで約900人弱。これを二人の出演者で一時間半休憩なし!まさにマイム芸術がもつマジックでしょう!!
意外と一般に理解されないのがこのホール公演の際のサイトライン。つまりは視覚的条件なのです。前に座った人々の頭によってさえぎられる視覚を考えると演者の上半身、あるいは頭部しか見れない可能性がある舞台がたまにあります。ここのホールは舞台が低く設置されており、しかも観客席が非常になだらかに傾斜しているので、後方の視覚的条件はかなり悪くなっていました。そこで平台を思い切って舞台上広範囲に並べ、高さを保ち、舞台袖で間口を狭く設定しました。時間はかかりましたが、幸いにして会館の方々が非常に協力的だったこともあり、スムーズに準備ができました。こういった公演前の地道な準備の段階で本番の反応は非常に違ってきます。
結果、とても良い公演が出来ました。素敵な生徒さん達の笑い顔。何かを感じ取っていただけたらと心より願っております。舞台は日常に非日常を感じさせて、改めて生きる事、毎日生活することの意義をそれぞれに問いかけてくれます。そしてそれを公演後じっくり感じて頂きたいと思っております。それが若者の心の栄養になってくれればと切に願っております。坪内逍遥も演劇による若者の「善導」が可能だと主張しました。ただしその善導とは「どうしろとか、何をするな」という押し付け的な指導ではなく、完全にそれぞれの自発的な目覚めに任されるべきものだと信じます。私自身がマイムとの出会いがそうであったように、彼らの心の中に眠る、偉大な芸術的な目覚めの「種」にほんのちょっぴり水(栄養分)を与えられたらと常日頃願っています。本当に素敵なみなさんでした。感謝、感謝、そして感謝

2011-06-10 05:35 | つれづれなるままに | コメント

プロだという意識

つい先ほど夜10時近くに玉川大学のゲネプロから帰宅し、今から明日からの金沢への旅公演の準備をする。帰京後、土曜日の朝TBSへ。ウェブのトップページでもお知らせしている永六輔さんのTBSラジオ「土曜ワイド東京、永六輔その新世界」へのゲスト出演予定だ。(午前9時より)
鈴本のリハーサルもままならない忙しさの毎日、仕事に専念し、打ち込みたいところだが、今まさに気になる事がある。先日の保育園にての放射線計測は見事に断られた!!先方いわく、「様々な方々から計測の希望がでており、機器によって違ったデータがでたら混乱を招くから云々・・・・」まさに政府の、それも官僚の論法そのものだ!そこに見られる態度は全く事を荒立てたくないという保身のみ。幼児や乳児を思いやる態度がみじんも見られない。だったら混乱の起きないように代表して園や市がちゃんとした地表のレベルを計測すればよいのだが、それもまったく気配がない。ご存知のごとく文科省などの計測は地表18メートルなど問題にならない。(鳥の被曝を計っているのではないのだ!!) 現状は空間線量ではなく、地表線量が一番大切だということだ。幼児たちは毎日のように砂場におり、そしてその砂を口にいれたり、または砂をいじった手をなめているのだ。 それにもしも機器によって違う数値がでたのならば、高い数値に対応した処置をすればよい事なのだ。騒ぐ必要はない、恐ろしいのは、かえって何もしないという状況で、単に想像上の論議をすることではないだろうか。その具体的な行動を阻止しようとする国とは、市とは、そして園とは一体なんなのだろうか?
危機対応という言葉は日本人にはなじまないのかもしれない。そういえば話は古いが、江戸末期のペリー来日の際も、考慮すると約束をし、翌年彼が再来日するまで、一切の対処をせずにおり、結局再来日したペリーに場当たり的に開国を約束してしまったという事実もある。その後の歴史もまさに思考停止、現実逃避の連続のような気がする。
とにかく現実から目をそらすばかりだ。思うに子供を扱う仕事とは何だろうか?単に子供たちに微笑みかけて挨拶をし、一緒に歌を歌うなどということは誰でもできる事だ。(もちろんうまい下手はある。)しかし、こういった尋常でない状況下において、いかに想像力を働かし(目に見えない放射線量であり、その影響も長期的な観察が必要なものだからこそなおさら)、自分の思考能力で決断し(ご存知のように国はあてにならない)、そしてなによりも子供たちへの愛をその原動力とすることが本当の意味での子供と接する仕事のプロだと思う。自分の子どもたち、あるいは孫たちが放射線にまみれた砂場で砂いじりをし、それを口に入れている姿を想像できるだろうか?そしてこういった危惧も実際にレベルが計測できないでいるもどかしさから起こる事ではないのだろうか?もっと現実に科学的に対処してほしいと心から願っている。本当の愛情とは時として体制に反しても自分の考えを貫こうとする勇気なのだから。
明日カンジヤマは金沢へ向かいプロとしての仕事をしてきます。それは青少年、そして子どもたちに対する愛から始まると信じています。みな日本中が同じ誇りをもってプロの仕事をしてくださるよう心から願っています。

2011-06-07 11:19 | ひとりごと | コメント(6)