楽しいぜ~!!

昨日は川崎の某高校での芸術鑑賞会での公演だった。一時間半の連続舞台はさすがに身体には答える(笑)でもこれがやめられない。むろん始まりはガサガサという落ち着きのなさから始まるのは常である(苦笑) 青少年との対峙は常に彼らの自意識的な防御バリアと、その中に秘められた「正直な感性」との戦いである。一瞬一瞬にその反応が微妙に変わってゆく。気を緩める余裕などない。この瞬間対決の時間がたまらなく楽しい。「今、ここでこの瞬間の舞台に」生きているのだ。 やがて自分たちの芸をどのように評価するかという彼らの「評決」がその最終的な態度であらわされるのだ。
先日、某高校で先生をされている演芸好きな大学時代の先輩から頂いたメールにこう書いてあった。「芸術、エンターテイメントとはなんて素晴らしいものでしょうか。生きる喜びとパワーを貰います…(中略)…(今私が)諸手を挙げて信じることができるのは芸術であり、イデオロギーではなく自己を表現する人々なのです。」 …とても勇気づけられる言葉だった。そしてこの先輩が教えて下さったマイケルジャクソンの1993年のグラミー賞受賞時のスピーチにこんな一節があり、自分の心を高鳴らせた。”The magic, the wonder, the mistery, and the innocence of the child’s heart are the seeds of creativity that will heal the world. I really believe that.” (驚き、奇跡、神秘性、そして子供たちの無邪気さは世界を癒す想像力の種だということを強く信じています。)そしてこうも熱心に訴えていた。「そして今の世界の様々な問題は私たち大人がthe playfulness of life (人生の楽しさ、喜び)ということを自ら忘れて、子供たちからそんな楽しい時間をうばってしまったからです。」
今どれだけの大人たちが「人生たのしいぜー!」って彼らに心から言ってあげられるだろうか?そしてそんな楽しさを自ら表現しようとしているだろうか。そんな人たちがたくさん周りにいたら確かに人生楽しいなと思えるんじゃないかな? そしてやがては世の中良くなるんじゃないかな?だから自分は微力ながらいつも舞台から訴えることにしている「大人になったって心で、そして身体で大いに遊べるんだぜ。ほら、人生ってたのしいぜ~」と! 一人でも多くその喜びに気づいてくれることを念じつつ。

2009-09-04 06:13 | ひとりごと | コメント

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