7月4日独立記念日

アメリカ時間ではまだだが、日本時間では7月4日。アメリカの独立記念日。アメリカ中に花火が舞う。今までに何回この花火を見てきた事だろうか。その度に様々な難問を抱えながらも独立宣言に謳われるこの国の建国の精神にあこがれ続けてきた。(今現在も感謝と憤りの交じった複雑な気持ちでアメリカを見続けている)。
思いだせる限りでも、花火をみたのはサンフランシスコ、ニューヨーク、メーン州ポートランド、マディソン、そして前回滞米最後の独立記念日は夕方よりチャールズリバー沿いに、自分で作ったおにぎりを持って散歩がてらケンブリッジよりボストン港へでて、そしてボストンポップスのコンサートと花火を楽しんだのを思い出した。あれからもう何年になるだろうか。あの頃妻のお腹にいた息子は現在6歳になる。
その息子が先日の舞台でおこなった奥の細道の暗唱がいまだにかなりの反響を呼んでいる(苦笑)。私たちのマイムよりもか!?爆 昨日永六輔さんより、お葉書を頂いた。「ケン君へ、拍手!朗読に脱帽」とあった。初舞台に永さんからの賛辞を頂くとはなんと幸せな奴!!
そしてそんな元気な息子の成長に感謝を込めて、火曜日は東大病院の小児病棟を訪れる予定だ。以前にも書いた事があるが、小児病棟で必死に戦っている親子がたくさんいらっしゃる。彼らには医学的なサポートはあっても精神的なゆとりが無くなることが多いと聞く。それはそうだろう。何時も病気と向き合っている反面、笑える場が極端にすくないのだ。そういった場に笑いを提供してくれている「ゆいの会」というボランティアの会に協力させて頂いているのだが、久々の東大病院だ。確か前回は3‐4年前だったような気がする。子ども達の為に思いっきりアバレテきたい(おっと、言葉そのままとらないでくださいね爆)
独立記念日・・・振り返って何時まで経っても自分の冷静な判断力で独立できない政治家たちがいる。こんなに被害をうけて、そして今現在も進行している原発問題をよそに政府は各地で原発の安全性をうたいながら検査後の各原発の再開を目指しているという。愚か過ぎて言葉が出ない。怒りを通り越して悲しみすらを感じる。
海江田さん、私は以前は貴方をそれなりに高く評価していた。なぜ政治家になった途端にそんなに極端に変節できるのだろうか。それとも今までの言動がウソだったの?今だ終息しない福島をよそに、そして苦しんでいる福島の人々の目の前で、どうして安全宣言ができるのだろうか。何時貴方は庶民感覚を失ったのか。危機管理とは事故を起きないようにするのは当然だが、いざ事故が起こっても大丈夫というところまで詰めて初めての安全宣言ではないのか!!何も解決しないままに、汚染水がじわじわと海中に流れ込んでいる現状がある。そして何も解決はされていない上に、緩められた基準値の下、放射能にまみれた産地の野菜が(「風評被害」という詭弁に後押しされながら)出回っているのが今の真実だ。この場に至っても、あなた方政治家は人間のやる予防策にそんなに自信をもてるのか。それとも金まみれにされて判断能力がマヒしているのか。いい加減にしてほしい。安全宣言を行っている保安委員および政治家はすべて、大切な身内と共にそれらの原発周辺に住まねばならないという法律をつくってはどうだろうか。それほど安全と言うならば貴方がたが身をもってそれらを証明してほしいのだ。どうかな、できるかな?
現在のアメリカは嫌いだが、その独立の理想は今でも私に強く憧れを抱かせる。是非日本政府にもこの精神に学んでほしい。独立宣言にいわく
We hold these truths to be self-evident, that all men are created equal, that they are endowed by their Creator with certain unalienable Rights, that among these are Life, Liberty, and the pursuit of Happiness.
That to secure these rights, Governments are instituted among Men, deriving their just powers from the consent of the governed
我らは以下の諸事実を自明なものと見なす.すべての人間は平等につくられている.創造主によって,生存,自由そして幸福の追求を含むある侵すべからざる権利を与えられている.これらの権利を確実なものとするために,人は政府という機関をもつ.(訳引用先:http://www.h4.dion.ne.jp/~room4me/america/declar.htm)
そして、この「幸福の追求」とはあくまで他人の不幸の上に成り立つ幸福ではないはずだ!!放射能で故郷を失った人々、職を失った人々をよそ目に経済発展のみを理由に原発再開などとんでもない話ではないか。

2011-07-03 11:21 | ひとりごと | コメント(1)

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