千秋楽

10日間の上野鈴本演芸場出演が終わった。最終日は日曜日で満員のお客様。毎日違ったお客様を相手にしていると本当に勉強になる。マイムと話芸の融合、このテーマを追い続けてもう15年以上になるが、本当に楽しいが難しい。でもあるとき絶妙にその融合が成功するときがある。いつも目標にしているものがある。それが永六輔さんの話芸だ。本当にすごい。そして到達しがたい。そしてありがたいのは今でもまわりにたくさんのよきアドバイスを下さる人々がいる。鈴本演芸場の席亭もそのお一人!!今日も貴重なアドバイスをいただいた。いろいろな人に育てていただいているという気がする。アメリカの師匠が亡くなった今、自分にとっては本当に心から感謝感謝である。

2007-06-10 11:24 | 公演 | コメント(1)

富士の麓で俳句マイム

昨日は御殿場の浅間神社にて久々の俳句マイムをした。横田年昭さんの幽玄な笛の音、そして横田千世子さんの朗読によってほんのひと時を静と動のハザマを行き来しながら俳句マイムの悦に酔いしれた。横田さんの笛はいつも自分の中にある何かを揺り動かしてくれる。こんなコラボが大好きだ。そしてこのお二人の芸ににじみ出るお人柄がまた最高なのだ。やはり芸は生き様、その人なり・・・ですね。仏教のもっとも古い聖典、ダンマッパダ(法句経)の最初の句に「物事は心に基づき、心を主とし、心によって作り出される」(Our life is shaped by our mind; we become what we think) とあるが、すべてが今に凝縮されているのですね。すべては自分が作り上げている自分。
とはいえど、決して肩の力をはりつめて芸に入れ込んでいるお二人ではない。「所詮人生、ひまつぶし・・・・」こんな言葉が横田さんの口からふっとこぼれた。なんとなく今肩の力が入りすぎている自分にとってホットする癒しの言葉だった。

2007-06-03 06:12 | 公演 | コメント

上田信行先生からの紹介文を掲載!

先日、カンジヤマのサイトに上田信行さんからいただいた紹介文を掲載しました。
http://www.kanjiyama.com/
「サイトに入る」→「カンジヤマ・マイム」→「みんなからの紹介」で見れます!
上田信行さんは同志社女子大学現代社会学部現代こども学科の教授で、学習環境デザインとメディア教育の実践的研究を行なっています。
上田さんとの出会いは彼がハーバード大学の博士課程、そして私がニューヨーク州立大学の修士課程にいた四半世紀ほど前のことでした。
最初に友人を介して電話でボストン〜ニューヨークの間で長距離電話で「はじめまして」と自己紹介をしてから約4時間以上話しつづけてしまったのを覚えています。
それ以来、上田さんの教育学への熱い思いに触れるたびにその熱さが私の演劇畑を耕す重大な肥料になっていったような気がします。私の教育演劇のインスピレーションはこの方から放たれたものなのです。

2007-06-02 12:42 | 告知 | コメント