授業、期末、NHK、そして演芸場他

明日はいよいよ早稲田の学期最後の授業だ。久しぶりにアメリカ演劇に浸り続けた一学期だった。明日は最後にM. Butterfly (マダムではない、Mだ)を学生と一緒に話し合う。ただ、その3時間の英語で行う授業の直後に渋谷のNHKに直行して「笑いがいちばん」の収録だ。どうも英語で喋り続けたあとの日本語はイマイチスムーズでないのだ(もっとも、じゃあ普段はスムースかと問われれば・・・・申し訳ないです汗) 大学と芸人の両立・・・・かなり切羽詰ったものがある。このスリルも好きなのは確かだが・・・・苦笑
今週中に三つのクラスの期末試験を作成し、其の直後に採点、成績提出も待っている。だが、NHKの直後の火曜日からはまたまた上野鈴本演芸場!しかも今回は2月10日まで!!なんとか期末試験時はぎりぎり時間にまに合うが、やはり外での舞台の仕事の日は何日か演芸場を休まねばならない。
芸人と大学の先生、・・・実は今回のNHKの「笑いがいちばん」のテーマはそんな隠れた?!もう一つの顔をもつ芸人達の集まりらしい。だいたひかるさんはもと美容師、モロ師岡さんは役者、そしてサラリーマン落語家、歌武蔵師匠はなんといってももと相撲界にいらっしゃった方だ。
一つ楽しみなのは、現在この番組の司会に林家正蔵師匠とショコタンがあたっているのだ。実は恥ずかしいのだが、自分はショコタンを知らなかったのだ。アメリカから帰国して周りでみながショコタンという名前を頻繁に口にするのを聞いており、なんだろうとおもっていた。「じゃ、この際、サインもらっちゃおうかな?」なんて身内にいったら白い目で見られた(苦笑) 
写真は「笑いがいちばん」の台本

2008-01-20 11:40 | ひとりごと | コメント

母校の小学校にて

17日の今日は母校の松戸市立中部小学校にて創立135周年記念の式典の後に舞台を一時間ほどやった。前回母校での公演は確か自分がウィスコンシンより博士課程の科目習得修了後一時帰国したところだったので3年ほど前だったと思う。あの後、プレリムといわれる博士論文執筆資格取得のための予備試験があり、論文のプロポーザル(計画書)提出、そして論文と二年の月日を費やした。そしてこの一年で舞台活動を再開!!あの頃の小学校六年生は中学卒業と思うと本当に怖いくらいに時が流れてゆく。そしてなんと今の校長先生は私が中学の時の校長先生の息子さんだと知った時は本当にビックリした。
年を重ねるごとに昔学んだ様々な事柄が重みを帯びてくる。「年年歳歳花相似,歳歳年年人不同」 (年年歳歳花相似たり、歳々年々人同じからず)という劉廷芝の詩や、「行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。」という鴨長明の言葉を身をもって経験している年齢なのである。思えば自分の人生は回り道の連続だ。デモ確かに楽しいのだが・・・論語にて不惑の年(40)にて迷いさまよいはじめ、そして今年致命の年であるにもかかわらず、未だにさまよっている(苦笑)まあ、甘く甘くみても40の時はようやく志学(孔子が学問に志をたてた年、つまり孔子15才)、そして最近ようやく而立(孔子が学問的に自立の境地にいたったと感じた時、つまり30歳)かな?いやはや、いつになったらさ迷い歩きがやむのやら?(笑)

2008-01-17 11:28 | 公演 | コメント

幼児マイムとチキン南蛮

15日は朝から宮崎こども文化センターにてなんと幼児と其のお母さん達を対象にマイムをやった。以前から冗談交じりに「マイムの天敵はアブアブの子どもです」とよく言っていた!なぜならば、マイムとは人生経験に基づく固定観念(つまり、物があって初めてそれに寄りかかれるとか)を覆す面白さがその大きな醍醐味であるからだ。そして想像力とはある程度の経験の蓄積の上になりたっている。つまり経験のない幼児たちの前で突然人間が空中に浮き上がったとしても彼らは全然驚かないのだ(笑) 
しかし、そこはやはり最近2歳の息子と戯れている経験がものをいった。自分で驚くほど幼児というものが以前より具体的に把握できていたようにおもう。例えばトランスフォーメーション(変身)を見せる時に大人ならば従来のごとく、「何になるか」を楽しませるために徐々にバランスの掛け方をかえるのだが、幼児にはまずは具体的な物をまずは楽しんでもらった。操り人形をみせ、そしてしばらくそれを歩かせて遊ぶ。猿の写真の絵本を見せてそしてそれらについておしゃべりをして楽しんでもらう。一つ一つその後にそれらになってみせるのだ。微妙な違いだがこれは大きい。
終演後宮崎の友人がチキン南蛮をたべに連れて行ってくれた。この前写真を撮り忘れたので是非!!ということで再度チキン南蛮!!いや、うまい、これ(笑)それに量がある。最近の東京のレストランあまりに量がせこすぎる!!ということでチキン南蛮の写真を!!

2008-01-16 07:34 | ひとりごと | コメント