声が出ない!!

富良野までのドライブ中、少々気になっていたのだが、喉がなんとなくイガイガしていた。ところが一晩たったら、声が枯れていた!まずい、旅慣れた筈の自分が、久しぶりの長旅ですっかり忘れていた過去の知恵があった!!疲労が重なると自然と人間の免疫力が低下し、長いドライブの空調で喉に菌が入りやすいということ、そしてドライブの最中頻繁にウガイをするという単純な事だ。しまった!!富良野の舞台が終わった時点ではかなり声が枯れていた。翌日の滝川への移動は、それはそれは快晴の美しい景色の中だったが、声が気になって風景もあまり目に入らなかった。
滝川着、すぐに地元の耳鼻咽喉科に駆け込む。土曜日の午前中ぎりぎりだった。なんと待つこと2時間半!!そして診療はおそらく2分少々だったろう。薬を吸引して炎症止めとトローチ、ウガイ薬をもらってホテルで一休み。医者はとにかく2~3日声を出すなという。
公演会場を訪れると、主催の滝川の劇場のお母さんが「はちみつ100%の飴」をくださった。半信半疑で舐めていたが、これが驚くほどの力を発揮したのだ!!
喉に心地よい刺激を感じつつ3つ連続なめていたら、少しずつ喉のひりひりが消えていった。もちろん枯れた声が治るわけではないが、たしかに感じるくらい喉が滑らかになった。本番はハンドマイクに極力口をちかづけて小声で・・・と思ったのだが、そんなこと無理なのはわかっていた。特に夕べはお客様の反応がよかったからどうしても芸人はその雰囲気に便乗してしまうのだ(苦笑)
気がつくと、声を張り上げていた・・・・何とか気分よく舞台は終えたものの、やはりかなりの声を張り上げていたせいか、少々声の荒れが悪化したようだ。ムムム~、あと北海道2ステージをどう乗り切るか。

2008-05-18 11:00 | つれづれなるままに | コメント

稚内から富良野へ


先日の留萌から稚内への道はオロロンロードではなく、オロロンラインであったので、ここに訂正させていただきます。おまけにこんな写真とってみました。(よいこの皆は絶対に真似しないように!笑)

15年ぶりの稚内、前回も訪れた日本の北端、宗谷岬を訪ねた。変わらない風景。以前と同じ売店郡が並んでいた。ただ、異様な海草の臭いが鼻をついた。あいにく今日は雨だった。降りしきる雨の中、富良野への約300キロ、6時間をひたすら走りつづけた。富良野につくころには雨はおさまり、周囲は真っ暗になっていた。ここには前回は1998年、つまり10年前に公演で訪れている。

翌日は快晴。宿の近くにある富良野小学校を訪ね、お笑い教師同盟の乙部先生を訪ねた。メールではかなり頻繁にやり取りしていたが、初対面というのは実にネット世界の象徴でもある。先生に富良野小学校の校庭にある、「北海道のへそ」なるものを見せてもらう。なにやらこの写真の白い球のようなものがある場所が北海道のへそ、つまり中心地だというのが富良野市民の主張だそうだ。本当かな?(笑)富良野ではこの「へそ」をキーワードに「へそ踊り」だとか「へそ祭り」をしているそうだ。

「脱・北の国から」・・・・こんな言葉を滞在中なんども耳にした。それほどこの地はドラマ、「北の国から」に大きく影響され、また恩恵をこうむってきたのも事実だろう。しかし、人の印象とは一度根付いてしまうと、なかなか拭えないのも事実だ。「北の国から」を除いた富良野・・・・ム~、でも若い人々の間ではこのドラマを知らない割合も確実に増えているのも事実だ。だからこそ脱富良野、なのかも知れない。いざ知らない世代が多数派をしめたとき、果たして富良野はどのような存在として生き残るのだろうか。ラベンダー畑?それとも・・・・

ここもやはり地域復興の策の一つとしてオムライスならぬ、「オムカレー」を地域ぐるみで黄色いのぼりを立てながら提唱していた。なぜ北海道はいつもカレーがらみなのだろうか?(室蘭はカレーラーメン、そしてその他さまざまなところでブラックカレーなどを目にした。)ある人は北海道のジャガイモ、玉葱などを利用するための苦肉の策だともいっていた。公演前の楽屋から綺麗な夕日が見えた。山の夕日はなぜか心が落ち着く。

2008-05-16 08:18 | つれづれなるままに | コメント(4)

室蘭から稚内へ, 天国のような道

朝日が出る前から起きだし、いろいろと資料を出して大学の授業準備を始める。まだ東室蘭駅は静まり返っている。

早めに室蘭を発ち、途中のサービスエリアで朝食をとる。写真はブラックカレー饅なる不思議なたべもの。たしかに中も真っ黒でカレーの味だ。
留萌からいよいよ日本海へ出て、オロロンロードなる海岸沿いの道をひたすら走る。海が穏やかでキラキラと日の光を相手にダンスを踊っている。空も晴れ晴れしていてまさに天国のような道だ。あまりの美しさに何度も足を止めては海や空を見つめてしまう。

自分がこのきれいなブルー色が好きで買ったワゴン車はまさにこの青空に生えて美しさを倍増させているようだ。青は博士号をもらったときの自分のガウンの色だ。頑張った自分をはじめて褒めたときの色。そして今自分が大好きな舞台の仕事にいつも付き合ってくれるこの車がその真っ青な色をこの北の地の青空に輝かせている。ん~気持ちいいな~

地元の人々に話をきくと普段はあまりその姿を見せない利尻島がこの日はくっきりとその全体像を見せてくれていた。逆光なのが残念だが、たしかにくっきりみえている。今日はたくさんのエネルギーを自然からもらったような気がする。8時間の運転は確かに疲れたが、それもすっかり忘れさせてくれるようなそれはそれは綺麗な道。たしか、ハワイのマウイ島に「天国のようなハナ」という場所があり、そこへ行くグネグネの道があるが、まさにこの道は天国のようなどこまでもつづく道なのだ。
稚内着、午後4時半。 写真は翌日早朝の稚内駅。15年ぶりの稚内。なぜかこの土地が大好き

2008-05-14 12:42 | つれづれなるままに | コメント