永さんと全国を旅させていただくことになり、様々な芸人さんたちとお知り合いにならせていただいた。中でも今でも凄かったな~と思い出すのが長野善光寺にて行われた、善光寺瓦修復完成記念(と記憶している)の一大イベントだ。以前ブログに書いたのでそれをもう一度ご紹介する。
永六輔さんと以前よく旅をさせていただいたことにより、本当にいろいろなことを学んだ。永さんはよく「学校ごっこ」なるものをしてその中で様々な教科をオモシロおかしく構成していらした。ちなみにカンジヤマもよく体育の授業を受け持った。一番思い出になっているのが長野の善光寺の大きなイベントの一環としてやった善光寺学校ごっこだ。何しろその学校ごっこなるものの校長が無着成恭氏と松原泰道氏、そして副校長が三遊亭圓歌師匠、講師が内海佳子、好江師匠、おすぎとピーコさん、松島ともこさん、そして青葉城恋歌のさとう宗幸さん、そして永さんなどなどとすごいメンバーの中での学校ごっこであった。カンジヤマもその中の講師として参加させていただいた。そしてなんとそれぞれの講師のマネージャーが善光寺のお坊さんたちという!?なんともすごいとしかいいようのないイベントだった。 このような楽しいイベントが今のカンジヤマの現在の教育演劇の大きな基本になっているとおもう。
アイザック・ニュートンがその偉業をたたえられた時の素敵な言葉がある。この言葉がとても好きだ。「もし私が他人よりも遠くを見ているのだとしたら、それは巨人の肩の上に立っているからである」つまりどんな偉業であろうとも、それは過去からの様々な人々の努力の蓄積の上にあって初めて可能となるものだという意味だろう。カンジヤマの業績などなにもないが今この新しい事をやろうとしている方向性そのものが既にもろもろの諸先輩方の肩の上に立たせていただいているおかげだと思う。(2007年12月2日ブログより)
ちなみにこの前夜、この善光寺の参道のお店の二階で寄席があり、そこでは永さんが司会をし、その紹介で登場したまだ無名の若手噺家が「お血脈」を現代風にアレンジした切れのよい落語で客席を爆笑の渦に巻いていた。この無名の若手噺家の名前は今もはっきり覚えています。立川志の輔という若手噺家です。(写真は当イベント副校長の三遊亭圓歌師匠と)