At the Univ. of Tokyo


本日12日は東京大学大学院教育学部にお招き頂き、パントマイムにおける舞台表現とその創造過程についての話をしてきました。約40~50人くらいの学生さんが集まり、90分みっちり話して動いてそしても芸も披露してまいりました。以前にもワークショップ的な事は何回か学際情報学部にてやった事がありますが、理論的な話をするのは初めてでした。中には舞台活動を実践をしながらその理論構築に励む学生さんや、プロの活動家もいらっしゃいましたが、ほとんどが若い学生さん。なかなか「おとなしい」観客で、アイスブレーキングで笑わせて和ませるのに少々時間がかかりました(苦笑)皆さん真面目なんですね!

ただ、自分の実際の舞台経験を交えて話を進めるうちに、皆さん物凄い真剣なまなざしになり、なかなか充実した時間を過ごせました。これからはこうして実践と理論の両面での学習がもっともっと注目されるといいなと思いました。今回私を推してくださったのは日本のインプロの先駆けであり、開拓者である、絹川ゆりさん。彼女は今博士をめざして今までのご自分の実戦活動を言語化しようと頑張っていらっしゃいます。授業後のランチをゆりさんにお付き合いして頂き、本当に楽しい時間を過ごすことができました。実践家がこれからどんどんvoice;声を上げて行くべき時代だと共感しあいました。

しかし、「やはり誰が何と言おうと東大は東大!!そんな所で講演ができるのは幸せだよ!!」と年老いた母親は特になんだか自分の事のように喜んでいましたので、帰りに上野により、伊豆栄で美味しいウナギを買って実家により、今日の話を伝えました。権威ってすごいですね 苦笑。でも本当は毎日実際にお客さんと生の真剣勝負している芸人さん方の方がもっとすごい修行者だと思うのですが。・・・笑わせるという行為があまりrespect を受けないこの国では難しいのでしょうね。
(写真上は、絹川ゆりさんと赤門まえで。下は東京大学大学院教育学部)

2015-11-12 09:46 | つれづれなるままに | コメント(2)

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