池田市民文化会館にて

 

大阪は池田市にて某高等学校の芸術鑑賞会にお招き頂いた。仕込みの際、そのステージの高さと客席の高さが気になり、念入りに確認したところ、やはりサイトライン(観客席からの舞台への視野)が思わしくなかった。マイムは特に視覚芸術のゆえ、このサイトラインが命取りになる事がしばしばあるのだ。どうも前列の観客の頭に遮られて演者の上半身しか見えていないのだ。時間があったので、会館の関係者の方々にお願いしてステージの大部分に平台を据付け、舞台の高さを調整した。もちろんこれは大変な仕事なのだ。カンジヤマのスタッフ、出演者一同、みな本番前に汗びっしょりかきながらステージの高さを満足なものにすべく頑張ってくれた。会館の方々が非常に理解のあられる方々で心より感謝!!

写真のような平台の上から演者の足元が見えるよう確認し、本番に臨んだ。生徒さんたち、みな素敵な笑いと真剣な眼差しで90分を過ごしてくれた。大変満足する結果が得られたのも会館のスタッフの皆さんのおかげと感謝している。このように一回一回違った環境のもと、その環境に見合う公演をすべくステージの様々な要素に気を使っている。例えば空調の温度。これもまた重要な要素なのだ。特に若者は自らがものすごい体温。会場は自然と熱くなる。従って本番前になるべく普段より低めの温度設定をお願いしている。席の配置、これもしかり・・・舞台が始まってしまったらこういった要素は変えることはできない。みな本番前の真剣勝負なのだ。(写真は本番前の舞台を点検するカンジヤママイムAとB)

2013-06-12 11:51 | 公演 | コメント

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