三月があっという間に過ぎ去った。月末は30、31日と代々木オリンピックセンターでのワークショップ。Teen’s こみゅにけーしょんワークショップに講師として参加した。中学生以上、一般を対象とした表現ワークショップ。様々なジャンルのクラスが２日間にわたって行われ、熱い２日間だった。
若者たちが学校教育に求められないインスピレーションを渇望しているのが強く感じられた２日間だった。恥ずかしがりながらもひたむきにやろうとする姿に感動。大人として教師として今の教育制度に責任を感じる。アメリカの教育学者、ウイリアム・ウォードの言葉が頭の中を駆け巡った２日間だった。

The mediocre teacher tells: The good teaher explains: The superior teaher demonstrates: The great teacher inspires.

凡庸な教師は指示をする。良い教師は説明をする。優れた教師は範となる。偉大な教師は内なる心に火をつける。

これは何も教師だけではない。大人社会全体に言えるのだと思う。子供たちはみな心のどこかで、内なる火をつけて欲しいのだ。だが、火をつけられる大人が今少ないのだ。逆に火燃やして生きている大人が少ないのだ。自分で燃えていない人間に「さあ、頑張れ、学べ！！」などといわれても果たして学ぶ気持ちになれるだろうか？そんな指示する大人のいうこと聞きたいと思うだろうか？これは自戒を込めての話。

さてさて、４月。今日から新しいことがたくさん始まる。まずは今まで奮闘してきたNHK「おかあさんといっしょ」のパント!の新しい振り付けが始まる。今後４月、５月、６月とひとつずつ新しいパントが加わる予定。そして今日から池袋演芸場４月上席出演。今日から十日間。大学も第二週から新学期。桜はほぼ満開を超えてしまい、葉桜が目立つが、ワクワクすることがたくさん始まる。いや、その前に今日は騙されないように気をつけねば（苦笑）