匝瑳市・・・皆さんはこの名前を読めるだろうか？答えは「そうさし」です。一連の文化庁の派遣事業公演も茨城県を終え、千葉県を公演中、昨夜はここ匝瑳市にきた。元八日市場市といっていた所と野栄という所が合併して匝瑳市になったのだが、実はこの八日市場は私の父親の生まれ故郷！私自身も子ども時代から夏の海水浴は必ずここの野手浜という海岸に遊びに来た。というようなわけでとても懐かしい風景。昨年逝った父をしのびながら久しぶりに自分の心の田舎へ戻ってきた。昔泳いだ浜は浸食がはげしく、今はサーファーが沢山集う波荒い浜になっていた。子供時代からの父との思い出が次から次へと甦って来る。思い出す風景は全て夏色だ。
一晩中波の音を耳にしながら過ごした。そういえば父親を初めてハワイのマウイ島へ連れて行った時に、オーシャンフロントの部屋へ泊ったら、一晩中八日市場にいる夢をみたといっていたのを微笑ましく思い出す。
今日は、午前中ここの地元の小学校での公演を終え、移動したばかりなのだが、子ども達、父兄の皆さん、そして先生方には非常に喜んで頂いて気持ちの良い公演ができた。出来ればもう少しゆっくりしたかったのだが、次の目的地へ向かわねばならず、父の生まれた実家の仏壇に手を合わせて直ぐに車で移動してきた。今は袖ケ浦。明日の公演地だ。
毎日汗びっしょりかきながら、夜はホテルで論文書き。こんな生活苦しいが、こんな充実した時を過ごせるのがあと何年かと思うと、味合わねばもったいないと思う。腰の痛みが厳しさを増すが、気分は最高！！
（写真は夜明け前の野手浜）