今日は朝からJR奈良駅前にある100年会館という大きな会館のホールで某高校の芸術鑑賞会。実はこの公演昨年に予定されていたのだが、例のインフルエンザの為、延期となり二年越しの実現となった。一年待って頂いた事は大変ありがたい事だ。そして、やはりご担当の先生もほっとしていらっしゃったようだ。
実は先日やった岡山の某高校の先生から「公演中学生に対して英語で話してやってみてくれないか」というご提案兼リクエストがあり、初めてやってみたのだが、なかなかショーにも色添えになるようだ。その後反応が良いときにはあえてこの英語でマイムのことを語るという短いコーナーをつくるようになった。今日は最初からなかなか良い反応だったので、今日もあえて英語でしゃべるコーナーを挿入してみた。英語はあくまで道具であり、それをどのように活かすかという事を知ってほしいためである。自分の好きな分野、あこがれることについて英語で語ったり、レクチャーを聞くという喜びを感じてもらいたい。そんな思いでやることにした。これもその高校の先生の提案のおかげである。感謝感謝。
というのは最近週刊ポストの記事で報告されていたのだが、日本人の海外で学ぼうとする若者が急激に減少しているらしい。ハーバード大学だけを例に挙げても、全留学生666人のうち日本人はたったの5人だという。一カ月以上米国で研究、勉強する日本の若者はピークの2000年に比べて半数になったという。(以上http://www.news-postseven.com/archives/20101027_4542.html より)。これに対してお隣の中国、韓国はどんどん増えている状態だ。これは勿論経済問題も絡んでくるのだろうが、それ以上に日本んの若者の学びへの貪欲さの減少を如実に表しているような気がする。そうでなくとも外交音痴、交渉下手な日本の政治家がこれだけ国際関係でヘマの連続を露呈している昨今であるからして、これからの若者はどんどん若いうちに日本を一旦出て、異文化に身をさらしながら交渉術、問題解決の方法などを身体で学んでくるべきである。留学生の数で既に中国、韓国に大きく水をあけられているという状態は近い将来の外交的問題解決の圧倒的な力の差を予期させられる。そういった意味でも私達の舞台から少しでも若者に学ぶ楽しさ、喜びを感じてほしいと切に願っている。
さてさて、公演も好評をいただいて終わり、自分はスタッフに後を任せて奈良から京都へ、そして新幹線に飛び乗り入り一路東京へ戻った。明日は朝から大学の授業し、夜は国立能楽堂にて舞台を見る。その直後翌日の公演の地、平塚へ向かい翌29日は平塚の中学校での芸術鑑賞会だ。忙しい中、楽しんでくれる学生さんの拍手と笑いが自分を支えてくれる。ありがたいことだ。
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