新一年生

例年より遅れて今日から玉川大学での担当授業が開始された。芸術教育と支援、そして演技基礎(マイム)の実技だ。芸術教育論・・・日本でこの科目が受講できる大学はそれほど多くないと思う。もともとこの芸術教育は大正時代にここ、玉川大学創始者の小原先生が坪内逍遥とほぼ時を同じくして提唱され、その後社会の注目を浴びることになったのだ。今でこそ芸術=教育ということをそんなにいぶかしげに思う人はいないと思うが、当時は何しろ芸術、特に演劇といえば河原乞食の別称をもつ特別な世界の人間が行うものであった。それが教育と結びつくなどということを想像すらしなかった人々が大半ではなかったのか。その小原先生が創始された玉川学園、そして双璧のもう一方の坪内逍遥先生の早稲田で講義ができるこの幸せ。かみしめながら講義をしている。
話を元に戻して新学期、新しい若者が希望を胸にクラスを取り始める。彼らに秘められたポテンシャルは無限だ。これからどうにでもなる素材。素晴らしくもなれば、最悪の人間にも成り得る。楽しみだね~笑

2009-04-14 10:12 | つれづれなるままに | コメント

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