遂に!!というか、やっと・・・

昨年の後半から何度も校正を重ねてきたAATE(アメリカ教育演劇協会)のYTJ(ユース・シアター・ジャーナル)という機関紙がようやく出版され自分の博士論文の一部が掲載された。これは以前にも触れたが、ここ数年の間の優秀論文賞受賞論文をまとめて特集したものなので、かなり面白い記事が集まっているようだ。出版は忘れたころにやってくる…(笑)なんと遠い道のりだったのだろうか。だいたい所詮日本人がいくら英語やっても冠詞など自分の言語にないものは最後までどうしても正確には使えないものだとつくづく感じた。何度も直され指摘されるのだが、では次から正確に使い分けられるかというとそうではない(汗)。いやいや降参なのだ。
新学期が始まり授業の準備や舞台、そしてジムがよいに疲労困憊してかなりブログをさぼってしまった。頭も身体もくらくらするがそれでもやはりワークアウトの後はすがすがしい。マイムは特殊な動きしかしないのでどうしても全体のバランスが崩れやすいようだ。最近ある整体師に指摘されかなり焦った。ヨガと基本的筋トレはマイムを長くやってゆく為に必要不可欠なのでブログより優先させていただいているのでご了承を!!その上、最近様々な芸人さんよりマイムの指導をお願いされるのだが、時間がないのが申し訳ない。できれば合間をぬってもご指導させて頂きたいのですが、何しろこんな状態なのでどうぞご勘弁を!!
そんな中頑張っていることがもう一つある。仕事の行き帰りの電車や車の中で古典を暗唱することだ。今は昔覚えた大好きな方丈記に再挑戦している。なぜか・・・面白いくらい息子がそれこそスポンジのように吸収してしまうのだ。若い脳というのは恐ろしい程潜在性があることをまじまじと知らされた。私が駅まで一緒に歩く途中二三回繰り返しているとそれを二三日繰り返すだけで頭にはいっているのに驚かされる。まったく意味もわからずに音だけで覚える。これはすごいことだ。すっかり4歳の息子にライバル意識むき出しにして老脳にムチうちながら(笑)頑張っている今日この頃なのだ。が、しかし私の記憶はといえば「かつ消えかつ結びて久しくとどまりたるためしなし・・・・爆」

2010-04-28 07:26 | つれづれなるままに | コメント(1)

日本社会の衰退、そして亡国への予感

このところ本当に気になって仕方ない事が繰り返し起こるのでそれについて書いてみたい。先日ある方へのお礼にと全国の共通の食事券があることを知った。その食事券は全国の様々なファミレスやらその他のレストランで使用できるし、またその券自体もそれらの場所で買えるという触れ込みだった。ところが蓋を開けてみるとびっくりだった。まず周辺のファミレスなど片端から電話でその食事券の購入に関しての問い合わせをすると気味悪いほど同じような答えが返ってきたのだ。店員:「誠に申し訳ございません。店長が今いないのでわかりません。・・・」私:「店長意外の社員さんで誰かわかりそうな人いませんか?」店員「社員は店長だけです。」おいおいお~い、まさに過去いわれたマクドナルド商法で一店舗に社員一人(まさにこれが店長!)そしてその他はすべて非正規雇用。そしてマニュアル以外の想定外の用件に関してはまったく無知無力。
その後ある薬局へいって、某クスリに関しての質問をしようとレジへいった。その店員「今薬剤師の方がいないもんで・・・」おいおい、それって法律違反だろ? 他の薬局では薬剤師がきたものの(はたして本物かどうかは定かでない)私の質問に対してしたことといえば、必死にその薬の箱の能書きを読んでいる。「おいおい、能書きだったら自分で読めるよ!聞きたいのは貴方の意見、専門知識」薬局でもこうだからましてやコンビニ、その他たとえば旅行のツアーコンダクターからホームセンターにいたるまで同じような経験をなされた方は多いのでは?・・・・・とにかくこんなことが日常茶飯事に起きている。何だろうこのやり切れない思いは?一人一人が自分の仕事に誇りをもっていない。本当の責任を感じていない。全力を尽くしていない。いやそれは個人の問題ではなく、そう仕向けている社会の構造なのだろう。誰もがその場その場を一時的にしのぐような生き方をしているような感じがする。
あるいは大学の求職情報を眺め渡してもほとんどの求人は非正規雇用。つまり非常勤勤務。求人の職務においては大変な責任とクオリフィケーション(資格)を要求しているくせに待遇は非正規、あるいは任期付き。現在の全国の大学の授業の半数以上が実にこの非常勤講師によって教えられているのが現状だという。同じ講師が多い時では週5~6校のかけもちをしている。それらの講師が教える教科で学生は正規の単位をとるのだが、それらの講師は正規の待遇は受けていない。こんな構造で果たして自分のやっていることに本気になって誇りをもてるのだろうか? 一体こういう一時雇われ、しかも複数校に渡って教えている教師を集めて教えさせている日本全国の大学の個々のアイデンティティー(独自性)ってなんだろう。各大学にそれぞれのランキングがあるし、パンフレットを見ると必死に自らの大学の特徴、目標をさも誇らしげにうたっていはいるが、実は教えている講師は半数以上が非正規雇用のあらゆる大学間を行き来している掛け持ち講師。おまけに大学の職員さえも今はほとんどが非正規雇用。殆ど日本の大学は全国どこも講師や職員の内容は変わらないはずだ(苦笑)。変わるのはそんなことはつゆ知らずに入ってくる学生のモチベーションくらいだろうか・・・あとは大学名に付きまとうブランドイメージ?もっとも日本人にとってこれは大きいに違いない(苦笑) 
こんな社会に生きていてここの人間がそれこそ命がけで誇りを持ってよりよい会社に、よりよい学校にと自己研鑽しようという気になるだろうか?非正規雇用、派遣が問題になって久しいがこれは経済問題だけでは済まない。国民全体のモチベーション、活気に直接つながる重大事項だ。今世の中はこんな無責任な雇用体系に満ち溢れている。そして何か想定外の事が起きるとそれに対処できずにいる。国全体がこんな状態で徐々に日本が衰退してゆく姿が見えてくる。自分の仕事、役割に本当に誇りがもて、日夜その組織の為、社会のために頑張れる動機がもてずにいる人間がいかに多いか。
アメリカに長年すんでいて一番感じたのがある会社にクレームを入れようとすると電話がたらいまわしにされ、結局時間がかかりすぎてあきらめる結果になる。ウォールマートなどの量販店の店員もほとんどやる気がない。みな専門性のないその場かぎりの人間が多かった。だが、今日本がまさに今こんな状態になりつつあるのだ。誰もちゃんと対処してくれない社会。だれも最後まで責任とらない世の中。ではそんな確実に衰退しつつある社会でなにができるのだろうか。理想を求めるアカデミアがこのような状態ではまさに亡国の一途をたどるのは避けられない現実かもしれない。そして子どもたちはしっかりそんな大人たちの背中を見て育つのだ。

2010-04-20 12:25 | ひとりごと | コメント(2)

次から次へ・・・偶然編!

先日東京学芸大学教授の高尾先生と今年後半から始まる学芸大でのマイムの授業の打ち合わせをさせて頂いたのだが、その打ち合わせにと選んだのが最近気になっていた西国分寺南口駅近くにある喫茶店「クルミドカフェ」だった。先月末から何気なくここで打ち合わせするお約束をしていたのだが、その前日(15日)偶然車の中でNHKラジオ村上信夫さんの「ラジオビタミン」の中の「ときめきインタビュー」(2007年に私が出演させていただいたのと同じインタビューコーナー)を聴いていたら、なんとそこのオーナーの影山さんという方が出演されていたのだ!(もっともこれは二月放送文の再放送だったらしいが)。非常に思慮深く、慈愛に満ちていらっしゃる方で、子どもたちもくつろげるようなカフェを目指していらっしゃるという。しかも驚いたことに彼は大学時代、アイセックという世界の学生と英語で仲間を広げようというクラブに属していらっしゃった。私も実はアイセックでかなり英語スピーチコンテストを荒らした?!経験があるのだが、びっくりだ(もちろん世代は私の方が一回りくらい上だが)。余りの偶然に翌日のカフェ訪問がより楽しみになった。
当日はオーナーはいらっしゃらなかったのだが、高尾先生と楽しい話をしながら授業の打ち合わせをし、カフェの独特な雰囲気を満喫し、おいしい水出しコーヒーをいただいた。帰り際に会計をしようとスタッフと顔を合わせたらその女性ががいきなり「カンジヤマ先生?私先生のクラスとっていました!!」って????・・・何と、十年以上前に教えていた大学の学生だったのだ。あまりの偶然にこちらも唖然。話をしているうちに徐々に彼女の事を思い出してきたのだが、なんとこれが二回目の出会いだったのだ。というのははっきり思い出した事なのだが、彼女は第一回目のクラス後に私に話しかけてきてくれた学生で、その時「先生、私、先生の舞台子どもの頃見た事あります!」って・・・・(汗)つまり彼女は小学生の時、地元でカンジヤママイムの舞台をみてくれ、そして本まで購入していたのだが、大学で授業をうけたら、それが私の授業だったというのだ。・・・・そしてまたさらに十年後の再会。彼女は結婚されて奥様になられていた。なんとまあ、不思議な縁と同時に、重ねてきた年月を感じさせる。
とにかくこの「クルミドカフェ」。なんだかわくわくする空間だった。子どもが自主的に選べるようなメニューがつくられ、勿論おとなより値段も抑えてある。素敵な空間で不思議な体験をした。

2010-04-18 08:46 | つれづれなるままに | コメント