鳥取にて


月曜日早稲田、火曜日玉川と大学の講義を終えて、水曜日は9時間かけて鳥取まで運転。木曜日に鳥取にて公演後、日本海沿いを一路米子に向かった。途中携帯カメラでは到底捉えられない美しい夕日。右手の日本海の美しさと左前方の夕日が何とも言えなかった。旅公演にはこういう至福の気分に浸れる瞬間がある。日が短くなり、うす暗くなるほんの一瞬手前のこの瞬間を噛みしめながら車を走らせた。一生を一つの場所で働く人、そして私たちのように様々な場所を移動しながら働く人間・・・人生色々だが、自分はこの移動の瞬間の一瞬の出会いがたまらない。次の舞台の活力になる。さて、今日はここ、米子でもう一公演、その後帰京だ。
旅に関する発見をもう一つ。スタッフが教えてくれた事だが、こちらで購入したミネラルウォーター;サントリーの天然水の水源が「奥大山」となっていた。聞くところによるとこのミネラルウォーターの水源は三か所あるようで、普段私達が東京で飲んでいるのは南アルプスなのだが、この他に奥大山(中国、四国、近畿方面)・阿蘇(九州地方)とそれぞれ地方によって違うらしい。うっかりすると気づかないのだが、これは面白い。最近長野の椎茸にもセシウムが検出されたというから、なんとなく南アルプスも不安になってきた。せいぜいこの大山源水を存分に楽しもう。何人かに聞いたのだが、やはりこちらでは人々はまったく食品に対する警戒感は無いようだ。羨ましい限り。

2012-10-19 04:14 | つれづれなるままに | コメント(1)

落ちこぼれ?!


今回の話題は、私の親友のブログ(http://scienglish.exblog.jp/)から転用させて頂いた。上記の文章(The Telegraph Science News よりの引用)は本年度のノーベル医学生理学賞を受賞した英ケンブリッジ大の名誉教授ジョン・ガートン博士のイートン校での学生時代の通知表だという。ざっと意訳してみる。「惨憺たる学期だった。彼の成績はまったくひどいものである。テストの成績も最低のもので、ある教科などは50点満点の内、2点であった。他の科目も目を覆うようなものであった。彼は人の言う事には一切耳を傾けず、自分の独自のやり方で行う事を主張する。本人は科学者になりたいなどという希望をもっているようだが、現状ではそれは単に馬鹿げた話である。彼が今の如く単純で基本的な生物理論を学ぼうとしないならば、専門家として仕事などできるわけなどない。そしてこのプロセスは彼にとっても、教える側にとっても単なる時間の無駄遣いとしか考えられないのだ。」
悲惨という枠をを通り越した酷評だ。まさに絶望的。そして本人はこれを記念に自室に飾っているという(笑)当時彼は15歳。学校教育のはみ出し人間の典型だったようだ。これを読んで私は、アップル創始者のステーブ・ジョブ氏の事を思い起こした。彼も大学をドロップアウトした。だが、彼は単位など気にせずに、心の赴くままに大学にとどまり、カリグラフィー(装飾文字)のクラスを聴講し続ける。後にこれがアップルPCの強力な武器になる事も知らずに・・・・そしてジョブ氏はスタンフォード大学の卒業式にこの事を引き合いにだしてこういったのだ。Have the courage to follow your heart and intuition!! つまり自分の心と直感の赴くままに行動を起こす勇気をもて!!と!!
最近の大学生を見ていると、彼らの授業の取り方(あるいは生き方)は常に八方美人的、打算的な妥協に終始している様な気がする。つまり、この授業は就職に便利だ。この授業は単位がとりやすい。先生がこう言っているからこういえば点数が取れるだろう。等々。心にもない授業をとり、魅力を感じない学問を「我慢して」単位をとり、先生に好かれようとし、とにかく学位をとって卒業し、就職し、平凡な暮らしをすることしか考えていない。
ジョブ氏のように自分の心が魅了されたものを徹底的に追及し、そしてジョン・ガートン博士のように好きなものだからこそ、自分のやり方で、失敗しながらでも納得のいくまでやり続ける。そこには結果の良しあしをあらかじめ意識しないひたむきさがある。こういった人間たちが世界の先端を切り開いてゆくのだろう。一方、学校科目を全て順調にこなし、先生の言う事をコピーしながら良い成績を残してゆく八方美人的人間はおおよそ平凡な生活のなかで、社会の波間に漂いながら生きてゆく。どちらが良い、悪いではないのだが、どちらが楽しいだろうか?
先日息子の参観日があり、初めて授業を見学したおり、余りに先生の言う事に耳を傾けない息子を見ながら焦る気持ちと、自分をたしなめる気持ちに板挟みになり、必死に自分に言い聞かせた事が、たまたま目にした記事にあったので取り上げた。息子よ!好きな、魅力的なものは決して見落とすことなく、見つけたら思いっきり自分のやり方でやれ!!笑

2012-10-14 03:17 | ひとりごと | コメント(3)

会議の一日


昨日は午前中のNHKの会議から続けざまに3つの打ち合わせ会議があり、都内を右往左往していた。「おかあさんといっしょ」も4月から走り初めて半年が過ぎ、様々な反省、振り返りの時期を迎えている。まずは中々の評判に胸をなでおろしている。さらにブラッシュアップした振り付けを練っている。午後からは文化庁の派遣事業その他学校公演の打ち合わせ。それが終わるころは外は真っ暗になっていた。日の短くなった季節を肌で感じた。
アメリカからは母校のニューヨークやウィスコンシンの大学キャンパスの紅葉の写真が沢山送られてくる。特にマディソンはこの時期を過ぎると極端に零下の気温に落ち込んでくる時期だ。そしてハロウィーンを迎える。最近は日本でもかなりハロウィーンが商業的に普及してきたのに驚く。
さてさて、そんな中、友人が代車として代理店から借りたという電気自動車を乗って立ち寄ってくれた。電気自動車初体験!!その静かさに驚嘆した。キーを回してエンジンをかけても、本当にエンジン音がしないのだ。まるで遊園地の電気ゴーカートのようだった。聞こえるのはタイやの刷れる音だけ。それに加速が物凄く良い。ただ、聞くところによると走行距離がまだ定速走行で公称100キロちょっと(実際には80キロ程度か)。やはり問題点がまだまだありそうだ。音が聞こえない分、近くから飛び出されたり、あるいは前を歩いていても車の接近が分からないという難点もある。
それにしてもこの世の中に「静かさ」という事が逆に「不便で危険」という事がある事を身をもって認識する。普段うるさいと思っていた自動車の騒音が、それなりに安全を確保する手段として人間は無意識のうちに利用していたのだ。それにしてもやはり次世代の車という実感だった。ハイブリットが主流になるにせよ、やはり従来の車はもうすでに先が見えている。ガソリンを振りまいて、それを吸いながら生きてきた日がやがて「信じられない過去」になるのだろう。
(写真は代車の電気自動車)

2012-10-12 05:39 | つれづれなるままに | コメント(2)