またまた鰻!!そしてお経の話。

怒涛の勢いで流れる一週間。前回ブログの後、一日一日があっという間に次から次へ転がるように過ぎ去った。そんな中、決して「心」を失ってはいけないと自戒しつつ、暑さにのたうち、喉の渇きにあえぎ、そして悲鳴を上げる身体の中、スケジュールをこなす。息子が小学校で宮沢賢治を暗唱していたのだが、あの「アメニモマケズ、・・・ナツノアツサニモマケズ・・・」という文が重くのしかかってきた。つまり「夏の暑さにも負けず」といたったホンの一文を実行するだけでも非常に大きなエネルギーが必要で多大な試練がまっているのだ。「そんな人」に果たして自分はいつかなれるのだろうか?

九州から26日の深夜、大幅に遅れた飛行機で帰京。その日からものすごい頭痛に苛まれた。おそらく、旅の最中に仕事の後で深夜までやっていた、大学期末採点と帳簿の作成が祟ったのだろう。そして、そんな日に限って娘がなぜか夜泣きをする(涙)それでも翌27日は無事。国立演芸場、「親子で楽しむ演芸会」を満席大好評で乗り切り、スタッフとお客様と一緒に永田町の伊豆栄に!!さすがに先日のNHK鰻も美味かったが、この鰻は絶品だった。ただし、お値段がNHKの社食の場合とは・・・www

その日の夜、息子が小学校に泊まる会があり、保護者のお勤めとして、夜の門番を引き受けた。ものすごい土砂降りで立川の花火は中止。聞くところによると隅田川も三十分で終わってしまったとか。雨の中の門番であったのだが、一つだけ気になることが・・・

小学校の先生方が苦労して子どもたちを楽しませようと「肝試し」を校舎内でやって下さり、子どもたちは本当に楽しそうに「怖がっていた」。ただし、背景に木魚とお経の音が欠かさず流れていたのが気になった。もちろん、これは日本では夏の風物詩「怪談」「おばけ」と密接に関連したよくあるSEなのだが、考えてみると日本の仏教がどうも死者とか葬式、あるいは怪談としか結びつかないという非常に嘆かわしい側面を如実に物語っているような気がしたのだ。お経とは実は生きている人々の為のお釈迦様の教えであり、戒名とは死者につける名前ではなく、いわゆるクリスチャンネームと同等に、仏教徒として教えや戒を守り生きてゆきますという決心の表れでなくてはならないはず。・・・どうもこういった日本の間違った印象が大人から子供へと、何の疑問もなしにインプリントされ、そして再生産され続けているような気がした。私たち大人は今一度こういった大切な価値観の再吟味を求められている気がする。子どもたちがお経を聞いて単に怖いもの、お化けが出るSEとして学んでしまうのか、それともより深い人生の生き方としてとらえるのか。これは実はとても大切なことのように思われる。最近、息子も般若心経をまずは暗唱完成したので、徐々に折に触れてその意味を何気なくかいつまんで話してあげたいと思っている。

さてさて、昨日ついに150人以上の早稲田の学生の採点を完成させ、書留で郵送。そして今朝は玉川大学の最終期末試験、そして試験直後、玉川より深川江戸資料館へダッシュで向い、いよいよ「BS笑点」の収録に臨む。今日は不思議なコラボ。アンドロイド物まねの安藤さんとカンジヤママイムのコラボがどうなることか、乞うご期待。今夜はまたまた採点なのだー!!

Two more remaining days to England!! …and this too shall pass!

2013-07-30 05:26 | つれづれなるままに | コメント(7)

またまた鰻!!そしてお経の話。 への7件のコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。