超エンタメ教育評論!

「お笑い教師同盟」なる面白い組織が発行する「超エンタメ教育評論」というメルマガにて自分の第三回目の記事が本日掲載されましたので、ご紹介致します。本来でしたらこのメルマガに登録しないと読めない記事なのですが、今回は特別にここにご紹介いたします。もしも他の記事もお読みになられたい方々は是非下記メルマガにご登録をお願いいたします。

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メールマガジン「超!エンタメ教育評論」
第22号 2013年7月14日発行

 マイム的エンターテイメント英語入門 第3回
 「あこがれ」を信じ続け、それを形にしよう!!

            パントマイム役者 カンジヤマ・マイム
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前回の記事で私は教育の原点は「あこがれ」だと言いました。それ
に関して今回は自分の経験から少しお話しさせて頂きたいと思いま
す。

私自身は決して帰国子女でもなく、当時、みなと同じく中学から英
語を始めて、日本人としてとても苦労しながら英語を身につけまし
た。だからこそ、この言語を習得するには機械的な勉強法ではなく、
あこがれ、そしてエンターテイメントとしての要素が大事であると
断言できるのです。こんな憧れを喚起する為に、今私は全国を旅し
て英語習得法の舞台も子どもたちを対象に行っております。では自
分自身のこの言語に対する「あこがれ」って何だったのでしょうか?

今回のこの記事の発行が7月14日予定なので、その2日後は16日で
す。実は7月16日はアポロの記念日なのです。そう、あのアポロ11
号が月面着陸してから今年で、ちょうど44年が過ぎ去ったことにな
ります。アームストロング船長が月面にて第一歩を踏み出した時に
生まれた有名なセリフ”It’s one small step for a man, but a
giant leap for mankind”(一人の男にとっては、ほんの小さな
一歩ではあるが、しかし人類にとっては偉大な飛躍の一歩だ)。私
がこの台詞に魅せられたのが小学校5年生の時だったと思います。
もちろん直接英語ではなく、西山千氏の同時通訳を通じての事でし
たが。思い起こせば、当時の私は小学校では悲惨な成績ばかりで、
得意科目もなかった。そんな劣等感の塊だった私が初めて英語とい
うものに触れ、そしてあこがれを感じたのがこの台詞だったのです。
当時の私にはこの台詞が何故か強烈にかっこよく聞こえたのでした。
これを英語で何というのかが無性に知りたくなり、やがてこの憧れ
が元となって、英語が大好きになり、他にもケネディー大統領など
の演説を音だけで覚えるという「変な趣味」を持ち始めたのです。
そうです、アームストロング船長のようなカッコイイ台詞が言える
ようになりたい一心で!!(笑)

そこに副産物がたくさん生まれました。英語を通じて、自国語をも
よく吟味するようにもなったのです。他言語を習うことによって初
めて自分の言語や文化を知るようになりました。英語やりたさにい
ろんな分野にも頭を突っ込み始めました。そして年月が過ぎ去り、
遂にはパントマイムや演劇に出会い、それらを英語によって学ぶよ
うになったのです。それに関する博士論文も英語で250ページを完
成させました。そして英語で学んだ科目を今大学にて英語で授業を
しております。そして現在、私は子どもたちの為に全国を巡ってい
ます。「あこがれ」を持とう!と舞台から叫びながら。実はこのシ
ョーを7年前に帰国後最初に始めるにあたり、このショーのプログ
ラムに推薦状を書いてくださった方がいらっしゃいます。同時通訳
の神様と称された國弘正雄先生です。(ちょっと恥ずかしいけれど、
文末にその推薦状をご紹介します)。実は、この國弘先生、アポロ
月面着陸の同時通訳のスタッフの一員であった方でもあるのです。
これを思うとき、これも自分の「あこがれ」の夢がかなった一つの
出来事だと思い、つくづく感謝の気持ちでいっぱいになるのです。

以下、推薦状です。

カンジヤマ・マイムさんは今の日本におけるパントマイムの名(人
上)手である。彼はまた米国の名門ウィスコンシン大学の博士課程
を最優秀生として修めた日本の教育演劇の草分け的存在でもある。
人柄も柔和そのものである。こういう人が舞台の上から体の動作を
ともないつつ子供たちに英語の発話を教えるという。こんなに見事
な組み合わせはそんじょそこらにはない。発声と動作が両々相俟っ
て、言葉とこころそして身体表現の三位一体がみごとに成り立って
いる。カンジヤマさんの本領がみごとに発揮される場を得たことを、
本人とその指導にあたるお子さんたちの為にも歓びたい。

國弘正雄
英国エジンバラ大学特任客員教授、元NHK英語講師。
アポロ月面着陸の同時通訳もこなした同時通訳の神様。

 

[編集部より】  このメールマガジンは、「お笑い教師同盟」会員で構成したプロ ジェクトチームで執筆しています

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2013-07-14 11:32 | つれづれなるままに | コメント(7)

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