N高校の君へ!

旅から帰京し、留守中溜まった手紙に目を通していた。その中に可愛らしい封筒が1通混じっていた。先日うかがった岡山のN高校の生徒さんからだった。可愛らしい字で長々と綴られた手紙を読んでいるうちに目頭が熱くなり、涙が溢れてきた。

内容はカンジヤママイムの先日の舞台に自分をはじめ、周りの友人のみんなが感動していた事、そしてそれがどんなに迷いの最中にある自分を勇気づけ、鼓舞したかが詳細に渡って書かれていた。詳しい内容はここには記すことはできないが、その生徒さんもいろいろなことを考え、人生を真剣に生きていることが手紙の内容から本当に伝わってきた。そして自分のやりたいことと現実との様々なギャップ、そして自分自身との葛藤。そんな悩みを抱えながら僕らの舞台をみてそして、あこがれを信じて、夢を追いかけている僕らをとても「身近な存在」に感じながら心の底から楽しんだということが自分自身の言葉で一生懸命に語られていた。その一つ一つの思いになんだか胸が熱くなってきて、一緒に聞いていた妻と感動してしまった。

今の若者は!!と大人たちはよく言う。でもそんなことはない。こんな素敵な若者が実はたくさんいるのかもしれない。ただ彼らはその自己表現の手段をいまだ勝ち得ていないだけ、まだ必死にもがきながら自分を表現しようとしているんだなと思った。そしてもしも僕らの仕事がそんな人々を勇気づけることができたのなら、こんな幸せな事はない。こちらこそ、この手紙の生徒さんに心から合掌して感謝したい思いだ。この場を借りて御礼を申し上げます。「ありがとう!」そして、たとえ一時的に迷ったり、挫折しても是非追いかけ続けてほしいと思う。自分のあこがれを。その挫折から立ち直り、そして失敗からまた挑み続けることこそ本物の勇気だから!

2013-07-13 02:17 | つれづれなるままに | コメント(2)

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