清水にて


一週間が過ぎるのがとにかく早すぎる。今週もまた月曜早稲田、火曜玉川大学と講義を済ませてから、ここ静岡県は清水にやってきた。明日はここの高等学校の芸術鑑賞会にお招き頂いている。夕方到着して、宿の方に食事所をきくと、教えてくれたのがここ、かね田食堂!!聞いた事ありますか?実は、漫画家で清水生まれのさくらももこさんが、その家族と友達の日常を描いた作品「ちびまる子ちゃん」にでてくる食堂だというのです!!漫画でもちびまるこちゃんの家族が訪れるらしいのですが(私は読んでない!!}実際にこの店は漫画のモデルにもなったとか。(写真参照)
久しぶりに海の幸を頂き、その新鮮さに舌鼓をうちました。ん~~子どもも心配しないでこうやって海の幸をおもいっきり食べさせたかった。
駅から続く商店街のアーケードを歩いていると、一昔前の古き良き時代が思い出されてきた。こんな素朴な街並みが、郊外大型店の出店によってどんどんシャッター街となり果てている。良い悪いの問題ではなく、ただ単に無性に寂しいのだ。JRの駅がみな統一されて同じ顔になってしまったように、どこの街へいってもコンビニ、ファミレス、そして大型量販店、大型百貨店はみな同じ表情をしている。これしかなくなってしまっている。街の表情なんてありゃしないのが今の日本の地方の姿。これって紋切型の日本人の行動様式、趣味、選択を見事に反映しているのかも。
有名な冗談話がある。大型船が沈みそうになり、救命ボートが満員になった。さて、ボートに乗るのを諦めて何人か下りなくてはならなくなったら、どのようにその人々を説得するのか?お国別にそれぞれの説得の仕方が紹介される。イギリス人には「君は紳士であり、ナイトである!」。するとイギリス人は喜んでボートを降りる。アメリカ人には「君はヒーローだ!!なぜならば君は女性と子供たちの生きる自由と権利を守るのだから!」 アメリカ人は胸を張って降りる。そこで日本人。誰かが日本人達に近づいてそっと彼らの耳元で囁く。「どうやら皆さん降りられるようですよ!!」・・・・
もしかしたら、これは冗談でもなんでもない。「放射能汚染?何となく、収束したんじゃないの?だってみんな平気そうだもんね。・・・」・そんな日本の若者にオリジナリティー(独自性)を持ち、自分の頭で考える事の楽しさ、大切さを感じてもらえたらと思い、全国を行脚していのだが・・・
さてさて、実は先週から新学期が始まった学芸大学なのだが、第一回授業は先週の鳥取公演で休講してしまったので、帰京したら今週からいよいよ新学期始めるのです~~~頑張るぞ!!

2012-10-23 11:44 | つれづれなるままに | コメント(2)

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