三越劇場まであと二週間ほどになった。ようやく「奥の細道」も形になってきたようだ。ほっとしている。今回はかなり野心的な試みをするつもり。ただし、今後のリハーサルの時間がかなり制限されている。少々怖いくらいの混み合いようだ。
ここ数日は朝から昼までＮＨＫのリハーサル、午後は舞台録音等があり、夜は様々な方々との打ち合わせ。そして週末にかけては大阪公演へ車で乗り、日曜日に大阪にて英語とマイムのショー。公演後すぐ帰京、月、火曜日と大学を教えながら夜に稽古し、火曜日に再び京都へ乗り、仕込み。水曜日に京都の高等学校芸術鑑賞会で公演し、翌日帰京、その後22，23日と上野鈴本でそれぞれ古今亭志ん彌師匠、柳家三三師匠の会のゲスト出演。その合間を縫ってＮＨＫリハーサルが入り、翌日から２７まで、金沢への旅公演とつづく・・・・
よくもまあ、こんなに詰まった６月に三越劇場を予定してしまったと、後悔はしないまでも、溜息がでてくる。しかし、沢山の方々の愛情に支えられている限り、全力を尽くしてやらねばならない。永さんを始め、本当にたくさんの人々がカンジヤマを支えてくださっている。有難い事だ。
6月17日（日）の朝10：00より10：30間で、文化放送にて村上信夫さんがご自分の「日曜はがんばらない」という番組でカンジヤマの公演を紹介してくださるという。感謝だ。また来週の新聞にも取り上げられるようで、嬉しい限りだ。この新しい芭蕉の試み、是非多くの人々に観て頂きたいと思います。現代の私達にとっての奥の細道です。