都の西北~にて


昨日はカンジヤマBは国立市民芸術小ホールにてワークショップを教え、私Aは午前中からNHKの収録へ向かった。途中、国立を終わらせたBにNHKで交代し、午後三時から早稲田大学の卒業式に出席。本来は私は非常勤講師の為出席はしないのだが、今年は例外的にゼミを一年間教えた学生達が卒業という事で出席した。実は私は学士、修士、博士とアメリカの大学にて卒業式を迎えた為、なんと今回は自分にとっても初めての日本の大学の卒業式体験だったのだ。但し、大きなオーデトリアムを持ち、全校で一斉にやるアメリカ式の卒業式とは違い、大隈講堂での学部別の卒業式の為、その規模は極めて小さい。(全体の式もあるそうだが出席はしなかった)。
全て英語の祝辞スピーチの後、成績優秀者が9人表彰されたが、その多くは外国人学生だったというのが印象に残った。我が国際教養学部は様々な国籍の人間が集まってはいるが、それでもやはりマジョリティーは日本人の帰国子女なのだ。それに西洋人もいる。だが、優秀者はほとんどが韓国、中国、あるいはその他のアジアの国の学生だったのだ。ん~~、これって・・・・
最後には応援団がその統制された身振りと喋りで会場を沸かせてくれた。応援歌から校歌まで、応援団とチェアリーダー達と共に合唱した。実は私、その昔、六大学野球が大好きで、六大学野校歌と応援歌を全て憶えているのです(苦笑)それで、最後の校歌「都の西北」の際には感極まって大声で歌ってしまったのでした(笑)そして卒業式の案内に目をやって再び感動した。今までこの歌の作詞、相馬御風と作曲の東儀鉄笛しか知らなかっただが、なんと校閲として坪内逍遥と書かれていたのだ!!まあ、それはそうだろう。この作詞、作曲の両者ともに坪内の門下のような人物であり、東儀鉄笛などは坪内の組織した日本最初の独立劇場である、文芸協会の最初のメンバーの一人なのだから。
大隈講堂の前で沢山の教え子と写真を撮った。沢山の教え子、一人一人に様々な思い出がある。様々な生き方がある。楽しみだな~~

2012-03-27 06:12 | 学位 | コメント(4)

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