昨年2月のブログに「自由主義の名のもとの現代の奴隷制度」と題してアメリカにおける戦争ビジネスや刑務所ビジネスについて書いた。http://kanjiyama.exblog.jp/10757933/ 戦争の最前線に送り込まれるのは常に社会の最下層、末端の人間たちだ。アメリカ市民権を交換条件に多くのメキシコ人を始めとする南米諸国の不法移民、そして家族の医療費が支払えずに苦しんでいる貧困層のアメリカ人達。こういった人々がアメリカの手先として自分達には何も関係ない戦争の最前線に参加させられている。そして刑務所の中でタダ同然のように働かされている囚人たち。これらの搾取の上に日々私腹を肥やし続ける資本家たち。こんな状況を知った時、自分はアメリカ社会を憎んだ。若き頃日々常に憧れていたアメリカを心から憎んだ!
ところが、ところがだ!今回の原発問題が浮上するはるか以前から、こういった資本主義の構図がこの日本の原子力発電維持の過程に存在していた事を最近知り、愕然とした。『隠された被曝労働~日本の原発労働者』というイギリスで95年に放送された番組の紹介記事からの情報だ。(植草一秀氏のブログより)
樋口健二氏という方が作成された、『隠された被曝労働~日本の原発労働者』http://www.youtube.com/watch?v=92fP58sMYus (youtubeでは全3話)では、毎年原発のメンテナンスの為に無防備なまま、危険情報も知らされずに送り込まれる末端日雇い労働者の話を紹介している。毎年発電所の中の二重扉内部に普段着のまま送り込まれ、高レベル放射性廃棄物を雑巾で拭き取り作業をさせられる!!彼らは十年、二十年後徐々にだるさを全身に感じたり、歯や髪の毛がぼろぼろに落ちてきてやがて白血病などを発症し死亡してゆく。たちあがろうとすると(彼らにとっては)高額な小切手を切られ口封じをされる。その数は現在二十九万人程だという!
自分達はこのような末端の人々の犠牲の上に使い放題の贅沢な電力使用という享楽に講じていたのだ。知らないとはいえ実に悲しい。是非多くの人に見て頂きたい。そして今後私達が果たして今までどおりの生活を続けて良いのかを自分を含めて一人一人が考えるべきたと思う。
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