最終授業!から池袋演芸場へ、そして・・・

今日はかなり念入りにジムで筋トレとランニングを行ったので身体がすっきり。心地よい疲労感を感じている。 明日はいよいよ早稲田の最終授業。これで今学期は終わりです。授業の後、芸人に変身し、池袋演芸場へ代演へと参ります。来週からいよいよ期末試験。そして二月は上野鈴本演芸場へと続きます。
実は先日玉川の最終授業の後、芸術学部の重鎮、方(かた)先生から沢山貴重な本を頂き興奮しております。方先生は今学期で引退されるという事で演劇教育の貴重な御本を沢山私に下さったのですが、中には本当に手に入りにくい絶版の本もありました。有効に使わねばと気が引き締まる思いです。
この方先生とは本当に不思議なご縁です。私が1982年に当時クリエイティブドラマティックスという教育演劇では有名なシアトルのワシントン大学の演劇科の修士課程に入ろうとインタビューも終え、合格通知をもらっていたところ、当時のレーガン大統領の予算カットによって学部自体が消滅するというなんともはや悲しい事が渡米直前に起こったのです。それで私は結局ワシントン大学への門戸を閉ざされ、母校のニューヨーク州立大学の修士へ戻ったのですが、この時に学部閉鎖後の最後の学生だったのがこの方先生だったという事を玉川大学で教えることになり初めてお会いしてから知ったのです。歴史にはもしという事は勿論あり得ないのですが、もしもあの時私が一年ずれてワシントンに行っていたらと思うとなにか不思議な気がします。
因みにそのワシントンの教授達は今もアメリカの様々な州の大学にてそれぞれに活躍していますので、何人かにはその後お会いしてその当時の話に花が咲いた事もありました。経済的に圧迫された局面で常に犠牲になるのはこういった形として結果が出にくい学部、教科なのはいつの世も同じです。しかし、やはりそんな中でも必死にそれを形にしようと努力している人々がいます。そんな中でこういった不思議なご縁は本当にありがたいと思います。

2011-01-19 12:02 | ひとりごと | コメント

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