秋田の夕日

たった今帰宅。秋田の大館で行った高校の芸術観賞会はほとんどの生徒さんがマイムを見たことのない若者たちだった。それだけにものすごい笑いと集中に演者も観客との一体感を満喫できた。もっともマイムを見たことのある都会の子供たちも、そのほとんどが大道芸であり、舞台での奥深いマイムではないのが現実だ。演劇部を担当していらっしゃる先生がたがわざわざ終演後楽屋を訪ねてくださり、その感動を伝えてくださった。さすがに連日の移動と舞台で疲れはたまってはいるもののこういうひと時がすべての疲れを吹き飛ばしてくれる。帰りの秋田空港へ向かうタクシーの中から日本海に沈む夕日がその偉大な美しさで私たち一行を見送ってくれた。芭蕉こそここを通らなかったが彼もその道すがら自然のおりなす様々な美しさに旅の疲れをいやしていたのだろうと全身で感じた。さて明日はまた大学で教え、翌日移動で公演だ。次の観客の皆さんが待っている!!

2009-10-28 10:10 | ひとりごと | コメント(2)

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