応用マイム

最近また本を書き始めた。テーマは「応用マイム」。以前から書きたいとひそかに思っていたテーマであったがなかなか時間が許さなかった。(もっとも、現在も決してそんな暇ないのだが・・・)マイムは鑑賞目的以外にもその利用価値は計り知れないほどあるということを世に知らしめたいと思っていたのだが、実際にどのようにそれらを論証してゆくかが難しい。以前のテレビインタビューなどでもその側面は実際に自分でも語っているのだが、これが正式に論証するとなると時間とリソースが必要になる。学術的な論証はおそらくまだ将来になるだろう。しかし、なんとかしてこの可能性を自分が論じ始めなくてはならないと思っている。今主流になっている文字による学問に対して身体的な感覚を駆使して学びを積み重ねてゆくということがいかに大切なことか。実際に最近は企業や成人を対象としたワークショップにおいてもこの応用マイムの手法の価値がかなり認められてきているのだ。カンジヤマにはこうした方面からの問い合わせが多い。しかし、何にもましてこれからの将来をしょって立つ子供たちにこそこのような身体知を経て学ぶというプロセスを伝えてゆきたいと思っている。頭でっかちの大人たちが今の[人に冷たい]世の中を作ったとしたら、身体を通じて人間の暖かさを学んだ子供たち、身体を通じた感性で経験知を構築した若者たちにこそ将来を託したい。ん~、難しいな。どうやって解説したらよいのだろうか。七転八倒の日々である。

2008-12-03 01:29 | ひとりごと | コメント(1)

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