心身の洗濯とアメリカでのひとりごと

ランニングとスイミングとヨガの毎日がつづいている。今までかなり身体に無理を強いてきたのでそのご褒美だ。帰国翌日からまた連日舞台がつづく。3月2,3日は国立演芸場にて代演、5日はNHKの収録、そして夜は元浅草の永六輔さんのご実家、最尊寺にての寄席「永住亭」に出演予定だ。
それにしてもここアメリカにくるといつもつくづく思うのだが、様々な日常のシチュエーションで本当に融通がきくのだ。レストランの対応一つにしてもそうだ。自分の休日の楽しみの一つにブランチにパンケーキを食べるというのがある。パンケーキには必ずブルーベリーかストロベリーコンポートとホイップクリームをのせて、できれば其の上にアイスクリームを乗せる!!(何の為にランニングしたりしているのかって?もちろんこれを食べる為にですよ!笑)アメリカならば必ずこれをそれぞれ個々のウエイターが判断して対応してくれる。しかし、日本ではまず9割以上の確率で不可能なのだ。 もちろん自分の要求をを全て満たしてくれとはいっていない。たとえば、ホイップクリームだけでもいいから乗せてくれと頼んでもおそらくやってくれるところは少ない。しかも他のメニューにはホイップクリームを使用しているから無いわけではないのだ。ただウェイターが個人で自分の考えで対応することが出来ないのか、またはそれが許されないのだ。「申し訳御座いませんが、メニューにないもので・・・・」
大まかに言えば日本の商売とは言葉上は物凄く丁寧で礼儀、対応もおだやかで優しいのだが、その根底の理論は企業の都合のみでなりたっているのだ。つまり効率がわるくなる(あるいは個人の判断を信頼していない、または個人で判断できないというのもあるが)ということが一番のネックだ。旅館ホテルにしても今でこそチェックイン、チェックアウトの時間は少しは顧客に便利なようになったようだが、それにしても根底にある論理はつまり3時までは部屋の掃除を一気にやりたいから、そして(ほとんどの観光温泉旅館では)早く部屋の掃除を開始したいからという論理でチェックアウトを10時にせっていしている。それも朝はチェックアウトを早くさせるためか、9時ごろまでしか温泉に入れないようにしているのだ。銀行にしてもしかり。3時までしか窓口は開けない。なぜ?アメリカは5時までやっているのだが?つまり客の事は一切考えずに企業の都合でなりたっているのだ。
アメリカに初めて来たころは本当に態度が悪いし、言葉遣いも荒いということばかり目についたが、よくよく慣れてくると本当に日本の商売の偽善的な面が鼻につくようになる。
(写真は大好きなパンケーキのいろんな種類を友人達と分けて食べるとこんなに楽しいという一例)

2008-02-26 08:12 | ひとりごと | コメント(1)

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