立教大学にて

元立教学院長であり、立教大学教育学部名誉教授であられた故松平信久先生を偲ぶ会が昨日5月21日、立教大学の礼拝堂でしめやかにとり行われました。松平先生とのご縁は、私が博士論文を執筆中にアメリカより帰国した際、先生の松平ゼミ、通称松ゼミで講師として呼んで頂き、立教大学の皆さんに表現の授業をさせて頂きましたのがきっかけとなりました。その後、私の博士号取得、博士論文優秀賞受賞など、折に触れて食事会にお招き頂き、お祝いして頂きました。物静かな、そして優しい眼差しでいつも包んで下さいました。その先生が突然逝去されたのは昨年5月20日でしたが、コロナ禍の所以、一年後にようやく実現されたのが今回の会。お世話になった他の恩師の先生方と久しぶりに再会し、そして仏教徒の私にとってっは本当に久々のキリスト教礼拝でした。

立教大学総長の西原教授はじめ、何人かの先生方のお話。松平先生を偲びその功績を辿り、先生の教育に対する深い深い無心の愛情と熱い情熱の軌跡を改めて学ばせて頂きました。弱きもの、虐げられた人々にこそ教育の機会を!というキリスト教の教えを自らの身をもって体現された数々のエピソード、、、、その最中、私はひたすら猛省を余儀なくされました。いつの間にか初心を忘れ、傲慢になり、偉そうな態度に浸っている自分を自覚、発見し、情けなく、先生に心の中で合掌しながらお詫びし、感謝し続けました。よい年齢になり、多くの師匠、先輩、恩師がこの世を去り、叱言を言ってくれる人が少なくなった昨今、いつの間にか天狗になっている自分、、、、まさにこの為に先生にここに呼んで頂いたのだと、、、、、先生有り難う御座います!もう一度初心に戻ります。感謝、そして合掌、、、(写真はヨセフ松平信久先生)

2022-05-22 07:08 | つれづれなるままに | コメント

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