名古屋へ、そして末広亭へ

名古屋の市民会館にて某女子中学校の芸術鑑賞会にご招待頂いた。とても素直な生徒さんたちだった。終演後、演劇部のメンバーたちによる質疑応答の集まりがあり、いろんな質問をいただき、こちらもかなりハッスルしてお答えした。やはり若さは凄い。ただ、日本の学生演劇はどうも日本の中の情報だけで、なかなか、海外に目を向けることがないので惜しいと思った。若い頃様々な実験に接することは後後の演劇的な創造力の幅を広げることになる。そう、ちょうどイギリスのエリザベス朝の演劇の土台をつくったユニバーシティーウィッツ(大学才人)達のように学生時代に見聞き、経験したものがその後の爆発的な創作力を養うことになる。シェークスピアがロンドンに来た頃にはこうした大学才人達の意欲的な創造性に満ちた作品が巷に満ち溢れていたという。このような土壌なしにシェークスピアの作品は不可能であったとさえ言われる。是非、日本の一生懸命な学生たちにこういったような土壌を作ってもらえるよう、もっと情報を与えられるような機会を作ってやって欲しいと思った。

さてさて、六月にはいり、いよいよ22日の鈴本の公演まで三週間と迫ってきた。チケットも順調に売れている。みなさん、売り切れる前にチケット是非ご購入くだいね!!今日一日から十日まで(月、火は大学の為代演)は新宿末広亭の寄席(夜の部)に出演する。久しぶりの末広亭だ。そして、月曜日までに大学の中間試験問題作成、点検を終わらせねばならない(汗)

(写真はトーマス・キッドのスパニッシュトラジディー;スペインの悲劇:劇中劇、亡霊、復讐、などの要素がふんだんに盛り込まれており、これがシェークスピアのハムレットのネタ元になっているとも言われる。)

2013-06-01 02:15 | つれづれなるままに | コメント

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