学問の死

つくづく呆れたニュースを読んだ。朝日ドットコムによると福島第一原発の事故後、日本気象学会が会員に、通知を出し、大気中の放射性物質の拡散予測の公表を自粛するよう求めていたという。(3月18日付で、学会ホームページに掲載されたらしい)。原発事故発生後会員の間で、大気中の放射性物質の広がりをコンピューターで解析して予測しようとする動きが広まったらしい。そしてこれを危惧しこの御触れにいたったのだという。
あいた口がふさがらない。一体この国の政治家、御用学者たちは何時まで国民を馬鹿にし、欺きつづけるのだろうか。そして学会がこういった事を規制するということは学問の自殺であり、学会は単なる統制集団でしかないと公言したようなものだ。一体学問は何のためにあるのか。それによって危険を避けられる人々もいるのだ。人を助ける事をしない学問は存在価値はない。私自身学者のはしくれとして悲しいし、無性に腹が立つ。
もっとも今はネットの時代。だからそんな日本気象学会の閉鎖性など無視してフランスやドイツの情報をもとにどんどん自分たちの身を守ろう。先日お知らせしたようにドイツの放射能拡散予想図をご参照あれ!!もっとも示された時間はドイツなので9時間足さないとならないようだ。
 http://www.dwd.de/bvbw/generator/DWDWWW/Content/Oeffentlichkeit/KU/KUPK/Homepage/Aktuelles/Sonderbericht__Bild5,templateId=poster,property=poster.gif
 

2011-04-02 10:33 | ひとりごと | コメント(1)

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