臭いが文字になって・・・・

この亜熱帯日本の夏は本当に地獄のようだ。昨日は最後の玉川大学の授業。終了後に国立劇場での打ち合わせがあったのであえて電車でいったのだが。満員の電車、隣には若者がビニール袋に沢山のドリンクを入れて飲んでいた。よくみるとソルマックもはいっている。明らかに二日酔いか・・・・それにしてもソルマックを飲んだ直後にコカコーラのがぶ飲みかよ!!と思っていた矢先にその若者の様子に異変がおこった。いきなりボトルを握る手が下がり、もう一方の手がそのボトルに急いで蓋をしたと思った瞬間に口を覆いはじめた。それと同時に苦渋に満ちた顔、そして全身が前かがみ状態に・・・・汗…オイオイオイ、まさかこんな所で…満員だよ電車は!!しばらく前かがみで口を押さえていた若者。自分は何時でも緊急避難できる状態に必死に吊革に伝わり満員の電車の中移動を試みる。おそらく周りの人々はまだ気づいていなかったろう。っと次の瞬間、その若者はよりによって移動しつつある自分の方向へ向かって突進し始めた!!それも抑えた口がより前に突き出され、その顔はより一層の苦渋にみちていた。「危ない!!」と思った瞬間その若者はより前にかがみこみゲェ~~~~~ッ!!周りの人々は一斉にその場から遠ざかったが電車の床には悪臭を放つ液体が広がった。間一髪セーフ、自分は何とかその汚物の洗礼は受けずにすんだ。しかし、オイオイオイ、まだ次の駅は遠いぞ~~~いきなり車内にはその耐えられない臭いが充満する。ただ一つそんな汚臭地獄の中で興味深かったのは、その衝撃がひと段落した時、一斉に車内の客達がツイッタ—らしきものにむかって携帯電話のキーを押しまくり始めたのだった。つまり異臭を発している液体が今度は文字になって車外に電波で送られる。これをイメージしたらなんだか不思議な気持ちになった。臭いが文字になって電波にのって日本各地に拡散していったのだ。それと同時に何十というレスポンスがまた文字になり電波に乗って車内にもどってくるのだろうと想像するとなんだかおかしくなってきた。ちなみにその青年次の駅で飛び降り、ホームで続きを実行していたようだ。その後その車両だけ異様に空いた(爆)

2010-07-21 06:17 | ひとりごと | コメント(3)

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