昨日早稲田、今日玉川が終わり、あとは残すところ舞台の仕事だけになった。もっとも年末は５日くらい休めるものの、新年は元旦から上野鈴本演芸場で始まる。しかし、この間見たくても見られなかった映画が沢山たまっているのでここ数日でも何本も見て歩いている。昨日は大学から映画館へ直行し、マイケルジャクソンのThis is itを見た。複雑な気持ちでみた。なぜ彼の死後、こんなすごいものを世界が見ることになるのだろうか。もっともその凄さととともにチャップリンの未公開映像を見たときと同じ事を感じた。一人の偉大な芸術家の周りには、およそ宗教のような信者が集っている。その力の渦の真ん中に位置しているのがマイケルなのだが、グイグイその信者たちを引っ張るそのエネルギーが信じられないくらい偉大なのだ。すべては彼の独断的、直観的な演出によって進行する。具体的なテクニックの問題ではない、この渦の真ん中にあるこの爆発的エネルギー自体がその威力の元なのだ。まさに志、そして死に向かって突っ走ったような感がある。とても自分のような怠けものにはできない偉業だ。でも確実にそのエネルギーは自分の中に注がれるのが感じられた。
先日はUPも観た。UP…..英語の原題はまさにこんな単純なものだが、日本語になると「カールじいさんの空飛ぶ云々」苦笑　自分は最初の４0分が一番楽しかった。正直後半の飛躍にはあまり自然にはついていけなかったのが残念。
明日は午前中に「沈まぬ太陽」を狙っている。そして、マイケルムーアの「キャピタリズム」、ビクトリア女王などなど、年末は映画じゃ！！笑