講演会@桐蔭横浜大学

今日は通常の大学講義とは別に桐蔭横浜大学スポーツ健康政策学部のご依頼により特別講義を行ってきた。演芸場の客層とはまた違った意味でのチャレンジだ。やはり今の大学生は自己表現、あるいは他への反応の仕方に途惑っているような感がある。あらかじめガッチリと組み立てたプランでは恐らくつぶしがきかなくなると思い、いくつかのプランを立て、その後は学生たちの表情をみて即興的に進めた。
要するに自分の一番言いたいのがマイムに対する誤解を解いてもらいたいという事である。あまりにも大道芸としての「目くらまし的な」マイムが横行する中で、舞台上でじっくり演るマイムの存在をしってほしかったのだ。演芸場ならある程度の客層の予想はつくのだが、大学はその学校によってまったく雰囲気が違うので、これもまたおもしろいチャレンジだった。一時間半しゃべりつづけ、動き続けた。拍手は大きかったのだが、さて、どのくらい彼らに自分の熱意は伝わったのだろうか?終了後、一人のある女学生がわざわざ自分のもとへ来てくれ「質問する勇気がなくてごめんなさい。でも本当に感動しました」と告げてくれた。一人の若者が確実に自分の殻を打ち破ってくれた。ありがとう。こうした出会いが本当にうれしい。
今後様々な講演会を依頼されているが、やはり一人でも二人でもよいからこんな学生にあってみたい。大勢の中から一人でも二人でも自分の表現について真剣に考えてくれる学生が増える事を願っている。来年は東京学芸大学その他での集中講義も依頼されているが楽しみだ。

2009-12-09 11:28 | ひとりごと | コメント(2)

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