寄席の合間に各地の団体に依頼され、子供たちの為のワークショップを行っている。昨夜は板橋区で、そして明日は国分寺市で行う。(寄席はそのために明日は3時45分上がりになります)。
いずれも今回は未就学時を含めた子供たちとその親が対象だが、アメリカで大学の学生たちと作り上げてきた様々な教育演劇の技法がはたして日本の子供たちにどのくらい共通して使用できるのかが楽しみでやっている。昨夜も子供たちはかなりストレートに様々な要求にこたえてくれ、母親たちはずいぶん楽しんでくれたようだった。ウィスコンシン大学では演劇学部と教育学部の共通科目としてEducational Drama またはDrama in Education という科目があり、それぞれのクラスに実際に地元の小学校の生徒達を招待していろいろな手法を試すという実践を取り入れた授業がある。自分はこの授業を4年間ほど担当して受け持ったのだが、本当にいろいろな問題、課題に満ち溢れた充実した時間を過ごすことができた。やはり子供は大人が思う以上にすごい飛躍する力と創造性をもっているのだが、重要なことはそれらを真に引き出すためには大人側に用意周到なプロセスを組み立ててあげられる能力と経験が必要だということだ。ただ単に遊ばせてもいけないし、また多くを要求しすぎてもだめだ。本当にこればかりは実戦を経ないと学べないことばかりなのだ。
今後この教育演劇の手法がどのように日本で進展してゆくのか。難し道だとは思うが、実際に教育制度は今多くの問題に突き当たっていることは確かであり、そして本当に人の痛みを感じられない大人がはびこっている現在、共感できる、相手の立場になって考えられる子供を育てるためにこの手法はどんどん発展させてゆかねばならないと思っている。今日は少々硬い話でした(苦笑)ああ、論文が・・・山積・・・めまい・・・
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