メールの話

最近は高校や中学での文化行事での舞台が多いが、そんな中で7年前の渡米以前とかなり変わっていることがある。それはやはりPCの普及で、学生でも簡単にウェブサイトにアクセスでき、そしてメールを直接送ってくれることだ。最近公演した学校の学生がこまめに感想などをつづってくれてはメールしてくれるのがありがたい。ダイレクトな感想が返ってくるからだ。かえって先生方より鋭い洞察力をもつ若者たちが本音でその感動を語ってくれる。やはり若者は今感動するチャンスに餓えており、自分を揺さぶる経験を渇望しているような気がする。だからこそ彼らの前では常に真剣勝負だ。そして頂いた学生たちのメールには必ず返信することをこころがけている。
以前も触れたことがあるが、やはり今学期も大学で新たなクラスを教え始め、何人かの学生が自分の芸名「カンジヤママイム」という名前に触れると、びっくりした顔をして、授業終了後に話しかけてきてくれた。小学校の低学年に舞台を見たことを今も覚えてくれている若者たちがたくさんいることが本当にうれしい。まさか、その芸人が先生で、その大学の授業をうけるとは・・・こんな微笑をみていると、うれしいし、と同時に、あと何年できるのかな、などという思いも頭をかすめる。とにかくやれるだけやるだけだ。そして一人でも多くの若者たち、子どもたちにマイムの素晴らしさを知ってもらいたいと心から願っている。

2008-10-08 11:08 | つれづれなるままに | コメント

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