頭脳流出と大学ランキング

イギリスのタイムズ社の世界大学ランキング最新版がでた。相変わらずトップはハーバード大学。そして続くはイェール大学。昨年と大きくかわったのが、同率二位であった、イギリスのケンブリッジ、オックスフォードがそれぞれ三位、四位と繰り下げになった。日本の東大は17位から19位へ、そして京大は変わらず25位、がんばったのが東工大!昨年の90位から61位に!
早稲田が180位で変わらなかったのに対し、慶応が昨年160位から一気に上位200位の番外へ。これは慶応陣としてはかなりショックだろう。なにせ、昨年の11月のランキングの後、塾長がじきじきにタイム社を訪れていろいろなクライテリアに関する情報を聞き出していったのだから。ちなみにわが母校ウィスコンシン大学は昨年と同じ55位に収まった。州立大学としては健闘したと思う。http://www.topuniversities.com/university_rankings/results/2008/overall_rankings/fullrankings/
とにかく、昨今のノーベル賞受賞者に関し、日本のマスコミはただ日本人受賞としてお祭り騒ぎをしているが、なにか今一納得がいかない。よくよく考えてみてほしい。その内容は南部陽一郎さんにしても、下村脩さんにしてもそれぞれが米国シカゴ大学教授、ボストン大学教授と、つまりアメリカの大学に籍を置いている事にマスコミはまったく注目していない!明らかに頭脳が流出しているのだ。日本の大学はなにをしているのだろうか?つまり彼らのような突飛した学者を受け入れる懐がないのが日本の大学なのではないだろうか?保身しか考えない人々が縄張りを張り巡らせている間にたくさんの頭脳が流出している。そしてこれらの人々の貢献はすべてアメリカの大学の功績としてこういったランキングに表れてくるということをもっと見据えないといけないと思う。まあ、そういった意味でも今の日本の若者たちよ、日本の大学にこだわらずに、どんどん海外にでて凄い事をなしとげて欲しい。そうでもしないと日本の大学は保身、経営維持しか考えない状況から抜け出せないと思うから。そして日本の大学が気がつくころには・・・・ 

2008-10-11 11:50 | ひとりごと | コメント(5)

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