沖縄にて

カルマヨーガという言葉がある。実践のヨガ、実行のヨガ、そして、行為のヨガ、結果、見返りを求めないヨーガとも訳される。人間が自分の能力の限界を悟った時に本当の行為のヨーガができるという、今日は沖縄でそれを学ばせていただいた。
詳細はここではあえて書かない。なぜならばあまりにプライベートな事だから。とにかく今日も例のごとく病院をたずねて子どもたちにマイムをみせた。その後、マイムを見に来る事ができなかった子どもの病室にいってマイムを見せることにした。病室に入ると予想をこえた痛々しい子どもの情景が目に飛び込んできた。「なぜこんな可愛い子が?!”」素直な最初のこころの叫びだった。あまりに予期しなかった状況に一瞬とまどった。その子は泣いていた。ベッドにすがって泣いていた。「もしかしたら、自分にはこれは無理だ!」と思った。でも同時にその子がとっているポーズが自分の息子と重なったのだ。其の瞬間心の中でつぶやいていた「どうか誰か自分の身体を使ってください!!」と・・・・・
その後は夢中で実はあまり覚えていない。無我夢中で出来る事すべてした。気がついたらその女の子が僅かに微笑んでいた。・・・嬉しかった。確かにさっきまで泣いていた子が微笑んでいた。終わってみると疲労からかすっかり気持ち悪くなり、帰りの車で久しぶりに酔ってしまった。
今日は自分の力ではなかった。どこかの大きな力が自分を動かしてくれた。本当にそんな気がした。こうしたい、こうなって欲しい、それだけだった。あとは天に任せた。でも天が動いてくれた。感謝だ。この子が微笑むマイムができて本当に嬉しい。よかった。

2008-03-14 02:29 | ひとりごと | コメント

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