富士の麓で俳句マイム

昨日は御殿場の浅間神社にて久々の俳句マイムをした。横田年昭さんの幽玄な笛の音、そして横田千世子さんの朗読によってほんのひと時を静と動のハザマを行き来しながら俳句マイムの悦に酔いしれた。横田さんの笛はいつも自分の中にある何かを揺り動かしてくれる。こんなコラボが大好きだ。そしてこのお二人の芸ににじみ出るお人柄がまた最高なのだ。やはり芸は生き様、その人なり・・・ですね。仏教のもっとも古い聖典、ダンマッパダ(法句経)の最初の句に「物事は心に基づき、心を主とし、心によって作り出される」(Our life is shaped by our mind; we become what we think) とあるが、すべてが今に凝縮されているのですね。すべては自分が作り上げている自分。
とはいえど、決して肩の力をはりつめて芸に入れ込んでいるお二人ではない。「所詮人生、ひまつぶし・・・・」こんな言葉が横田さんの口からふっとこぼれた。なんとなく今肩の力が入りすぎている自分にとってホットする癒しの言葉だった。

2007-06-03 06:12 | 公演 | コメント

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