恐るべしLMS!!

このところ様々な大学のLMSの講習会にいって今一度LMS(Learning Management System =コンピュータを使った学習、つまりEラーニング学習の為の管理システムの意味)について勉強させて頂いています。今大学はそれぞれにMoodle, Blackboard,その他独自のLMSを創り上げており、各大学が様々な管理の仕方をしています。このシステムはそれぞれ長所短所があるようで、また沢山の利用方法があるようで、それを事細かに解説してくださるのだが、これを完全に把握するのは自分では無理だと思った(汗)やはり私はComputer Literacy に劣るのだろう。

今某研究者の論文におけるplagiarism(盗用)が社会問題となっているが、最近のLMSを通じて学生にレポート提出させるときに、教師がチェックをいれると、そのレポートの何パーセントが盗用の可能性を帯びているのかが分かるという!!凄い。こんなの今まで知らなかった。勿論まだ完全ではないにしても簡単な盗用はすぐにばれるように管理されている。これは優れものだ。今まで私は学生の文章をワードで送信させ、要所要所をグーグルで検索するというかなり原始的な方法で盗用をチェックしていたから(汗)

今後こういったeラーニングが益々盛んになるのだが、まだ見えていない弊害もどんどん出てくるのでしょう。それにイタチごっこのようにこうすればこういう管理システムの盲点をつけるというような悪知恵もでてくるのでしょう。ただ一つだけ言えることは、自分が80年代に経験した修士の時のリサーチと2000年代に経験した博士課程でのリサーチ方法が飛躍的に変わったと同様に、いやそれ以上に、今後リサーチやレポートの方法が進化してゆくのでしょう。ンーー恐ろしやIT進化。でも人間の本能的にやることってそんなに進化していないような・・・・もうここまで行くと人間の良心の問題のような気もする。ちなみにアメリカのプリンストン大学などでは博士課程の試験には、自らが決して不正はいたしませんという誓いを立て、それに自らがサインして、だれも監督なしでその本人の良心を信じて部屋に一人きりになって試験を受けると言う事を聞いた覚えがある。これは素晴らしい学問に対する姿勢だと思う。

大学の講習を受けた後、久しぶりにNHKへ赴き、「おかあさんといっしょ」のマイム指導をした。身体一つでいろんなイメージを遊ぶ「パント!」。まさにITのデジタル的な世界に対照的なアナログの世界だ。もうこのコーナーが始まって三年になるという事実に改めて驚く。りさおねえさんは、どんどん「パント!」を進化させてほしい。彼女のパントがどんどん内面にバックアップされた動きになるように頑張ってほしいと思う。そう、今や人間の身体の表現はITに追いついてゆけないほど退化しているような気がする。やはり上記のIT進化と並行してこういった「パント!」のような原始的な身体を使った感性の学びは大切にしないといけないとつくづく思った一日でした。「パント!」で子どもをどんどん動かして、身体の表現の喜びを知ったうえで、ITの可能性を思う存分享受できたら理想でしょうね。頑張れ子どもたち!!

(写真は渋谷のNHK)

2014-04-11 10:04 | つれづれなるままに | コメント(4)

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