博士候補来宅

先日ウィスコンシン大学演劇科博士課程で博士論文を書いている後輩、ミッシェルが国立の私の書斎にやってきた。彼女の博士論文のテーマは日本の第二次大戦後の児童劇の推移を分析するものだ。カンジヤマ・マイムの三越公演の前日に来日し、三越にも舞台を見に来てくれ、現在様々な都内や関西の児童劇団を訪れながら関係者の方々にインタビューをして回っている。
西洋の学者が日本の、しかもどちらかというとマイナーととらえられてきた児童劇の歴史に目を向けてくれるという事は有難いことだ。幸い私もかなりのレアな資料や本を持っていたので彼女にその情報を提供した。 6年ぶりくらいに会ったのだが、久しぶりにウィスコンシンの友人たちの話題に花が咲いた。既にほとんどの友人たちは博士号取得後ニューヨーク大学やアリゾナ州立大学をはじめとした教育演劇コースをもつ大学の教授になっている。この世界も世代の交代が徐々に進んでいるようだ。因みに、ミッシェルも今回の沖縄のITYARN (国際児童劇研究ネットワーク)による会議にて私と共に発表をする。http://www.ityarn.org/

2012-07-22 09:47 | つれづれなるままに | コメント(2)

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