日曜日に再び石川県へ車で向かい、夕方から小松で仕込み。月曜日に午前と午後の二公演。そして火、水、と七尾、羽咋で舞台をして、その足で小松から羽田へ飛び、品川のホテルに宿泊、そして今朝からはＮＨＫの夏特番のリハーサルに臨んだ。身体が悲鳴をあげている。小松ではそれぞれ工業高校から進学校まで様々な学校を対象に一時間半の休みなし公演を二回。その後七尾へ移動とかなりのハードスケジュールだった。
仲間の要望で今回は昼食を三食共にカレーにしてみた。いわゆる金沢カレーといわれている一連のカレーだ。初日がチャンピオンカレー、翌日がＣｏＣｏ壱番、そして最終日がゴーゴーカレー。それぞれに出前カレーを頼んで面白い事が分かった。カンジヤマスタッフはかなりのカレー通がいるのだが、レストランで食べるカレーがそれなりに中々強豪の三店なのだが、こと出前となるとCoCo壱番の圧勝なのだ。つまり、本質的なカレーの味の勝負ではなく、それをどのようにサーブするか（提供するか）なのだ。Cocoはカレーとライスをそれぞれにちゃんとわけてその新鮮さを保つように専用容器があり、スプーンから漬物までが別に収まるようになっている。ところが他の二店は最初からライス二カレーをかけてしまい、出前される頃にはベチョベチョにふやけたカレーライスが届くのだ。この点ではCoCoは如何にカレーやライスの新鮮さを保つかの研究がなされており、出前にもその成果を生かしている。ところが味にこだわる割にはこういった点に無頓着なのが他の二店なのだ。
弟子がつぶやいた。「へえ～、勉強になります。どんなマイムをやるかも大切ですが、それをどのように演出し、提供するかも大切なんですね～～」・・・・今頃わかったか（苦笑）