生きている人々を大事に出来ない国!!

震災から一年。昨日はテレビでは一日中追悼の番組が流れていた。亡くなられた方々に対して、東京の国立劇場大劇場(前日まで私達が舞台をやっていた演芸場の隣!!)では天皇陛下、皇后さま、そして野田首相らが出席してスピーチをされた。
それはそれとしていい。ただし、今現在生き延びて一生懸命に生きようとしている人々にとっては、まったく何も変わらない、いやどんどん追いこまれている一年だという事が果たしてどれだけ伝えられていたか?!おしのべてお涙頂戴式の感動物語が報じられる番組が多い中、本当に困っている人々の現状があまり伝わっていない気がした。
自分の周りにも被災地から身一つで命からがら家族で避難していらした家族が何組もいる。そして彼らはここが6~8か所も転々とした後の避難地だというのだ。あちこちに移され、そして政府の原発終息大嘘つき宣言により、東電からも一切補助を断たれているというこの現実!!除染も十分されていないにもかかわらず、帰郷を許しておいて補助を断つ。そして避難地にとどまるとしても数年ごとにその契約が切れる。一体この国はどこ向いて政治しているのだ?!一生懸命生きようとしている国民を大事にできない国が繁栄できるわけが無い!!死者を念ごろに祀るのは確かに大切だ、しかし、今必死に生きているひとびとにはより親身な配慮が必要なのではないか!!?
こういった異常事態にこそ、この国の本質が見えてくる。この国の政治の真価が問われている。例えば、国会議員全員が一カ月領収書無しで使いまくっている約100万円の文書通信交通滞在費(年間1200万円)という経費がある。こういった金をどんどん必要な人々に回そうとする議員は一切いないのか?だとしたら彼らは一体何のために議員になっているのか?
きれいごとなら誰でも言える。実際に上記の文書通信交通滞在費を国の為に有用に使っている議員がどのくらいいるだろうか。ゴルフ道具に美容院代やエステ料金、こんな経費がまかり通っている。本当に情けない気持ちでいっぱいだ。なぜこんなやつらの為に税金払わねばならないのだろうか?直接避難民の皆さんに税金分を渡したくなるのは私だけだろうか?

2012-03-12 09:08 | ひとりごと | コメント(5)

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